特許
J-GLOBAL ID:200903009043872306
乳癌の治療反応の予後および予測の分子指標
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (3件):
山本 秀策
, 安村 高明
, 森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-540068
公開番号(公開出願番号):特表2008-518620
出願日: 2005年11月04日
公開日(公表日): 2008年06月05日
要約:
本発明は、エストロゲン受容体(ESR1)陽性でリンパ節陰性の乳癌などの乳癌における臨床診断の指針となりうる定量的分子指標に関する。具体的には、本発明は、補助療法として治療薬による治療を受けていない患者において、その発現の変化が外科的に摘出された乳癌の再発の尤度を示す一定の遺伝子に関する。さらに、本発明は、(a)タモキシフェンなどの抗エストロゲン治療剤に対する有益な反応の尤度、および(b)化学療法に対して生じる尤度のある有益な反応の大きさを判定するために、連続型変数として測定する、ESR1遺伝子など、一定の遺伝子の発現を定量的測定法の利用に関する。
請求項(抜粋):
乳癌患者における疾患の結果の予後を予測する方法であって、
(a)該患者から採取した癌細胞を含む生体サンプルにおいて、以下の変数:
(i)増殖グループスコア、
(ii)侵襲グループスコア、
(iii)増殖グループ閾値スコア、および
(iv)各遺伝子CCNB1、BIRC5、MYBL2、PGR、STK6、MKI67、GSTM1、GAPD、RPLPO、およびMMP11のうちの1つ以上の遺伝子のRNA転写物、またはそれらの発現産物の発現レベル、
の1つ以上の変数の値を定量的に決定する工程を包含し、
(b1)上記(i)〜(iii)の1つ以上の値、および/または各遺伝子CCNB1、BIRC5、MYBL2、STK6、MKI67、GAPD、およびMMP11のうちの1つ以上の遺伝子のRNA転写産物、またはそれらに対応する発現産物の増加分1単位ごとに、該患者が、疾患の結果不良のリスクを比例して増加させていると同定され、そして
(b2)各遺伝子PGR、GSTM1、およびRPLOのうちの1つ以上の遺伝子のRNA転写産物、またはそられに対応する発現産物の発現レベルの増加分1単位ごとに、該患者が、疾患の結果不良のリスクを比例して低下させていると同定され、
ここで
増殖グループのスコア=(BIRC5+MKI67+MYBL2+CCNB1+STK6)/5;
侵襲グループのスコア=(CTSL2+MMP11)/2;
増殖グループ閾値スコアは、増殖グループのスコアが6.5よりも小さければ、6.5に等しく、増殖グループのスコアが6.5以上であれば、増殖グループのスコアと同一であり、式中、
等式中の遺伝子記号は、各遺伝子のRNA転写物、またはその発現産物の発現レベルを表わし、かつ、
全ての各遺伝子または上記いずれかの変数に存在する遺伝子は、適用可能な腫瘍型において、0.5以上のピアソン係数で該腫瘍型において該遺伝子とともに同時発現する別の遺伝子によって置換され得る、方法。
IPC (10件):
C12Q 1/68
, C12N 15/09
, A61K 45/00
, A61P 35/00
, A61K 31/337
, A61K 31/704
, A61K 31/474
, A61K 31/138
, A61K 31/419
, A61K 31/57
FI (10件):
C12Q1/68 A
, C12N15/00 A
, A61K45/00
, A61P35/00
, A61K31/337
, A61K31/704
, A61K31/4745
, A61K31/138
, A61K31/4196
, A61K31/57
Fターム (32件):
4B024AA11
, 4B024CA01
, 4B024CA09
, 4B024CA11
, 4B024CA20
, 4B024HA11
, 4B024HA14
, 4B063QA01
, 4B063QA13
, 4B063QA19
, 4B063QQ08
, 4B063QQ42
, 4B063QQ52
, 4B063QR32
, 4B063QR35
, 4B063QR55
, 4B063QR59
, 4B063QR62
, 4B063QS25
, 4B063QS32
, 4B063QX02
, 4C084AA17
, 4C084ZB26
, 4C086AA01
, 4C086BB02
, 4C086BC60
, 4C086CB22
, 4C086DA10
, 4C086ZB26
, 4C206AA01
, 4C206FA23
, 4C206ZB26
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