特許
J-GLOBAL ID:200903009091319287

マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤としての、置換された4-ビアリール酪酸または5-ビアリール吉草酸およびその誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-516097
公開番号(公開出願番号):特表平10-509146
出願日: 1995年11月09日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】マトリックスメタロプロテアーゼの阻害剤、これらを含む医薬組成物およびこれらを用いて種々の生理的状態を治療するプロセス。本発明の化合物は、一般式、(T)xA-B-D-E-Gを有し、ここで、AおよびBはアリールまたはヘテロアリール環であり;各Tは置換基であり;xは0、1もしくは2であり;基Dは(a)、 (b)、(c)、(d)または(e)を表し;基Eは、2個もしくは3個の炭素鎖であって、この炭素鎖は1個ないし3個の置換基を有しており、これらの置換基は独立しているか、もしくは環を形成する原子中に含まれている(可能な構造は、明細書と請求の範囲に示してある);基Gは、-PO3H2、-M、(f)、(g)もしくは(h)であり、ここで、Mは-CO2H、-CON(R11)2もしくは-CO2R12であり;R13は天然に生じる19種の非環状アミノ酸のいずれかの側鎖である。本発明の化合物は医薬上許容できるこれらの塩も含まれる。
請求項(抜粋):
マトリックスメタロプロテアーゼ阻害活性を有し、一般式: (T)xA-B-D-E-G [式中、 (a)(T)xAは よりなる群から選択される置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基を表し; ここに、R1はHまたは1-3個の炭素のアルキルであり;および 各Tは、置換基であり、以下の群から独立に選択される; *ハロゲン、-F、-Cl、-Brおよび-I *1-10個の炭素のアルキル *1-10個の炭素のハロアルキル *2-10個の炭素のアルケニル *2-10個の炭素のアルキニル *-(CH2)pQ、 ここに、pは0または1-4の整数、および *-アルケニル-Q、 該アルケニル部位は2-4個の炭素からなり; および、 Qは、6-10個の炭素のアリール、4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含むヘテロアリール、-CN、-CHO、-NO2、-CO2R2、-OCOR2、-SOR3、-SO2R3、-CON(R2)2、-SO2N(R2)2、-C(O)R2、-N(R2)2、-N(R2)COR2、-N(R2)CO2R3、-N(R2)CON(R2)2、-CHN4、-OR4および-SR4よりなる群から選択され; ここに、 R2はH; 1-6個の炭素のアルキル; 6-10個のアリール; 4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とからなるヘテロアリール; アリールアルキル、ここに、該アリール部分は6-10個の炭素を含有し、アルキル部位は1-4個の炭素を含有する;または、 ヘテロアリール-アルキル、ここに、該ヘテロアリール部位は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、アルキル部位は1-4個の炭素を含有する; を表し; R3は1-4個の炭素のアルキル; 6-10個の炭素のアリール; 4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含むヘテロアリール; アリールアルキル、ここに、該アリール部分は6-10個に炭素を含有し、アルキル部分は1-4個の炭素を含有する:または ヘテロアリール-アルキル、ここに、該ヘテロアリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、アルキル部分は1-4個の炭素を含有する; を表し; R4はH; 1-12個の炭素のアルキル; 6-10個の炭素のアリール; 4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSのヘテロ原子とを含むヘテロアリール; アリールアルキル、ここに、該アリール部分は6-10個の炭素を含有し、該アルキル部分は1-4個の炭素を含有する; ヘテロアリール-アルキル、ここに、該ヘテロアリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、該アルキル部分は1-4個の炭素を含有する; 2-12個の炭素のアルケニル; 2-12個の炭素のアルキニル; -(CqH2qO)rR5、ここに、qは1-3、rは1-3であって、R5はH(但しqは1以上)、あるいは1-4個の炭素のアルキル、またはフェニルであり; -(CH2)5X、ここに、sは2-3であって、Xはハロゲン;または -C(O)R2; を表し; 但し、Qに結合した部位またはQの一部である部位のいずれかの不飽和性は、少なくとも1個の炭素原子によってQのいずれかのN、OまたはSから隔てられ、および xは0、1または2である; (b)Bは 式中、R1は前記定義に同じ; よりなる群から選択される芳香族またはヘテロ芳香族環を表し; (c)Dは以下のものを表し; (d)Eは、m個の置換基R6を担持するn個の炭素原子の鎖を表し、ここに、該R6基は、独立して、置換基であるか、あるいはスピロまたは非スピロ環を構成しており、これは、a)2個の基R6が結合し、該2個のR6基がついている鎖原子と、いずれかの介在鎖原子とが一緒になって、3〜7員環を構成するか、あるいはb)1個の基R6が、該1個の基R6が存在する鎖に結合し、該R6基がついている鎖原子、いずれかの介在鎖原子と一緒になって、3〜7員環を構成しているもので;ここに、 nは2または3; mは1-3の整数; 全部のR6基における炭素の数は少なくとも2であり; 各基R6は、独立して、以下の群から選択され; * 1-10個の炭素のアルキル基、但し、もしAユニットがフェニル、Bユニットがフェニレン、mが1、nが2であって、該アルキル基がDユニットに対してα炭素上にあれば、xは1または2であり; * 6-10個の炭素のアリール、但し、もしAユニットがフェニル、Bユニットがフェニレン、該アリール基がフェニル、nが2であって、mが1または2であれば、xは1または2であり; * 4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とからなるヘテロアリール; * アリールアルキル、ここに、該アリール部分は6-10個の炭素を含有し、該アルキル部分は1-8個の炭素を含有する; * ヘテロアリール-アルキル、ここに、該ヘテロアリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、アルキル部分は1-8個の炭素を含有する; * 2-10個の炭素のアルケニル; * アリール-アルケニル、ここに、該アリール部分は6-10個の炭素を含有し、アルケニル部分は2-5個の炭素を含有する; * ヘテロアリール-アルケニル、ここに、該ヘテロアリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、該アルケニル部位は2-5個の炭素を含有する; * 2-10個の炭素のアルキニル; * アリール-アルキニル、ここに、該アリール部分は6-10個の炭素を含有し、該アルキニル部分は2-5個の炭素を含有する; * ヘテロアリール-アルキニル、ここに、該ヘテロアリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、該アルキニル部分は2-5個の炭素を含有する; *-(CH2)tR7、ここに、tは0または1-5の整数であって、R7は、 ならびに、対応するヘテロアリール部位(ここに、アリール含有R7基の該アリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有する)よりなる群から選択され; ここに、 YはOまたはSを表し; R1、R2およびR3は前記定義に同じであって; uは0、1または2であり; 但し、R7が であって、Aユニットがフェニル、Bユニットがフェニレン、mが1、nが2であってtが0である場合、xは1または2であり; *-(CH2)vZR8、ここに、 vは0または1ないし4の整数であり; および Zは以下のものを表し; R8は、次の、 1ないし12個の炭素のアルキル; 6ないし10個の炭素のアリール; 4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含むヘテロアリール; アリールアルキル、ここに、該アリール部分は6ないし12個の炭素を含有し、該アルキル部分は1ないし4個の炭素を含有する; ヘテロアリール-アルキル、ここに、該アリール部分は4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含有し、該アルキル部分は1-4個の炭素を含有する; -C(O)R9、ここに、R9は2-6個の炭素のアルキル、6-10個の炭素のアリール、4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含むヘテロアリール、またはアリールアルキル(該アリール部分は6-10個の炭素を含有するか、あるいは、4-9個の炭素と少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子とを含むヘテロアリールであり、該アルキル部分は1-4個の炭素を含有する); よりなる群から選択され、 但し、 -R8が-C(O)R9である場合、Zは-S-または-O-; -Zが-O-である場合、R8は-(CqH2qO)rR5でもよく、ここに、q、rおよびR5は前記定義に同じ; -該Aユニットがフェニル、該Bユニットがフェニレン、mが1、nが2であってvが0である場合、xは1または2;および *-(CH2)wSiR103、ここに、 wは1ないし3の整数;および R10は1ないし2個の炭素のアルキルを表し; 但し、該TまたはR6基いずれかのアリールまたはヘテロアリール部分は、所望により、-(CH2)yC(R11)(R12)OH、-(CH2)yOR11、-(CH2)ySR11、-(CH2)yS(O)R11、-(CH2)yS(O)2R11、-(CH2)ySO2N(R11)2、-(CH2)yN(R11)2、-(CH2)yN(R11)COR12、-OC(R11)2O-(ここに、両酸素原子はアリール環に結合している)、-(CH2)yCOR11、-(CH2)yCON(R11)2、-(CH2)yCO2R11、-(CH2)yOCOR11、-ハロゲン、-CHO、-CF3、-NO2、-CNおよび-R12よりなる群から選択される2個までの置換基を有していてもよく、ここに、 yは0-4; R11はHまたは1-4個の炭素のアルキルを表し;および R12は1-4個の炭素の低級アルキルを表す; (e)Gは-PO3H2、-M、 を表し、ここに、 Mは-CO2H、-CON(R11)2または-CO2R12を表し;および R13は19種の非環状の天然に生じるアミノ酸の側鎖のいずれかを表す]を有する化合物またはその医薬上許容される塩。
IPC (18件):
C07C 57/38 ,  A61K 31/19 AED ,  A61K 31/215 ADU ,  A61K 31/275 ABJ ,  C07C 59/84 ,  C07C 59/88 ,  C07C 59/90 ,  C07C 59/92 ,  C07C 69/145 ,  C07C 69/63 ,  C07C 69/738 ,  C07C205/56 ,  C07C229/40 ,  C07C233/54 ,  C07C235/18 ,  C07C255/57 ,  C07C271/28 ,  C07C323/62
FI (18件):
C07C 57/38 ,  A61K 31/19 AED ,  A61K 31/215 ADU ,  A61K 31/275 ABJ ,  C07C 59/84 ,  C07C 59/88 ,  C07C 59/90 ,  C07C 59/92 ,  C07C 69/145 ,  C07C 69/63 ,  C07C 69/738 Z ,  C07C205/56 ,  C07C229/40 ,  C07C233/54 ,  C07C235/18 ,  C07C255/57 ,  C07C271/28 ,  C07C323/62
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭63-088168
  • 特開昭58-183686
  • 特開昭59-108781
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引用文献:
審査官引用 (12件)
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