特許
J-GLOBAL ID:200903009117118684
宇宙浮遊物の検出方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-309365
公開番号(公開出願番号):特開平10-147300
出願日: 1996年11月20日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 宇宙空間に浮遊する破片が宇宙開発と共に急激に増え、ロケット、宇宙機との衝突が問題視され、上記破片を検出し、その破片の実態、危険性を判断することが必要である。【解決手段】 破片の存在する付近の軌道に複数投入した人工衛星と、地上には捜索電波を送信する送信設備とコマンドおよびテレメトリを送受信する管制局を備え、人工衛星においてはコマンドと散乱波の疑似ランダム雑音符号の位相差から距離差データを求める回路を有し、立体楕円方程式を解いて破片の位置データを算出すると共に速度データを算出し、航法誘導および姿勢制御機能、追尾用レーダにより破片へ接近し、破片の画像を取得し、人工衛星から管制局に送信された取得画像およびデータにより地上において破片の実態および危険性を判断する。
請求項(抜粋):
宇宙浮遊物が存在する付近の軌道上に位置を変えて複数の人工衛星を投入し、地表の管制局より可視な人工衛星へ測距情報となる疑似ランダム雑音符号に変調したコマンドを送信し、同時に地表の送信設備より測距情報となる疑似ランダム雑音符号に変調したコマンドとは別の周波数のビームを浮遊物を検出しようとする方向に照射し、このビームに宇宙浮遊物が照射された時発生する宇宙浮遊物の持つ固有な電波の有効断面積に応じた散乱波を人工衛星により受信し、疑似ランダム雑音符号の位相差より求められる前記のコマンドと前記の散乱波の人工衛星への到達時間差に相当する距離差データを検出する工程、人工衛星に搭載したソフトウェアにより計算される人工衛星及び管制局の位置データと前述の距離差データを加算することにより求められる送信設備から照射したビームが宇宙浮遊物に散乱されて人工衛星まで到達した経路の距離データと、人工衛星と送信設備の位置データと、送信設備におけるビーム照射方向データをもとに人工衛星にて演算することにより、ある時刻の宇宙浮遊物の位置を検出する工程、連続する位置データより宇宙浮遊物の速度データを検出し、検出した宇宙浮遊物の位置・速度データをもとに人工衛星が航行誘導して宇宙浮遊物に十分接近した上で、人工衛星に搭載したレーダを利用して追尾し、至近距離まで宇宙浮遊物に接近するとともにより正確な位置および速度を検出する工程、人工衛星に搭載したVTRカメラにより宇宙浮遊物の画像を取得するに適した相対距離と姿勢への制御を行い、至近距離からVTRカメラにより宇宙浮遊物の画像を取得し、取得した画像データおよび画像の縮尺比データ、画像を取得した時刻とその時刻における宇宙浮遊物の位置・速度データと人工衛星との相対位置データを地上の管制局で受信し、管制局内の表示装置に宇宙浮遊物の実像および受信データ表示し、地上において宇宙浮遊物の実態を確認する工程とを有することを特徴とする宇宙浮遊物の検出方法。
IPC (3件):
B64G 1/68
, G01S 13/06
, G01S 13/93
FI (3件):
B64G 1/68
, G01S 13/06
, G01S 13/93 Z
前のページに戻る