特許
J-GLOBAL ID:200903009190703978

火力発電プラント自律適応制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-270871
公開番号(公開出願番号):特開平8-128304
出願日: 1994年11月04日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】機器寿命や排出NOxなど機器保護基準や環境規制値など複数の運転制限条件を同時に満足するとともに、プラントの運用条件の変化に対して柔軟に適応しながら、起動所要時間を最短化する起動スケジュールの自動作成と実行制御可能とする制御システムを提供することにある。【構成】実際の起動スケジュールを作成する際の、ファジイ推論によるスケジュール修正量決定手段から得られるスケジュールと、ニューラルネットワークによる適応知識修得手段から得られるスケジュールとの採用比率を可変とし、起動を繰り返すに連れて後者の比率を拡大させるようにした。【効果】機器寿命や排出NOxなど機器保護基準や環境規制値など複数の運転制限条件を同時に満足しながら起動時間を最短化する起動スケジュールの自動作成が可能となる。
請求項(抜粋):
蒸気を発生させるためのボイラと、該ボイラにより発生された蒸気により駆動される蒸気タービンとを有する火力発電プラントの制御システムであって、前記ボイラの点火から起動完了までの起動スケジュールを、前記火力発電プラントの起動前における温度状態に基づいて作成する基本スケジュール作成手段と、前記火力発電プラントの起動過程における所定の運転制限要因を監視する運転制限要因監視手段と、該運転制限要因監視手段により求められた運転制限要因の運転制限条件に対する余裕値を評価する余裕値評価手段と、該余裕値評価手段により得られた余裕値に基づいて、前記起動スケジュールの修正量をファジィ推論を用いて算出するスケジュール修正量算出手段と、前記火力発電プラントの過去の起動スケジュールと運用条件とをニューラルネットワークに入力値として与えたとき、出力値として前記スケジュール修正量算出手段より求められたスケジュール修正量が得られるように、該入出力の対応関係を記憶する適応知識修得手段と、前記スケジュール修正量算出手段より求められたスケジュール修正量に基づいて作成された第1の起動スケジュールと、前記適応知識修得手段により得られたスケジュール修正量に基づいて作成された第2の起動スケジュールとを用いて実際の起動スケジュールを作成すると共に、該実際の起動スケジュールを作成する際の前記第1及び第2の起動スケジュールの採用比率を規定する自律係数λを、起動を繰り返すにつれて大きくすることによって、前記第2の起動スケジュールの採用比率を拡大させる自律性管理手段と、該自律性管理手段によって作成された起動スケジュールに従って前記火力発電プラントを起動制御するスケジュール実行制御手段と、を具備したことを特徴とする火力発電プラントの自律適応制御システム。
IPC (8件):
F01K 13/02 ,  F01D 15/00 ,  F22B 35/14 ,  G05B 13/02 ,  G05B 13/04 ,  G05B 23/02 ,  G05B 23/02 301 ,  G06F 17/60

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