特許
J-GLOBAL ID:200903009235492442
量子暗号の構成方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
三好 秀和 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-052102
公開番号(公開出願番号):特開平9-247086
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】 偏光を使用せず、遠隔量子相関を利用し、同時刻性測定を受信者側のみで行うことにより高精度同期クロックを必要としない量子暗号の構成方法を提供する。【解決手段】 送信者1は光パラメトリック増幅器24を用いてポンプ光子25から光子26,27を発生し、光子26は遅延29を通過後光ファイバ28に送り、光子27は光ファイバ32に送る。受信側で光子26を受光器31でカウントし、光子27は遅延33を通過後受光器34または35でカウントする。受光器31と受光器34または35で信号が同時にカウントされ、しかも遅延29が与える位相差と遅延33が与える位相差が特定の組合せであったか否かを古典チャンネルにより確認し、特定の組合せであった場合のみ、1ビットの信号を登録する。
請求項(抜粋):
量子力学状態を変調した第1の信号を伝える量子チャンネルと、古典状態を変調した第2の信号を伝える古典チャンネルを用い、不確定性原理に基づいて盗聴行為によって前記第1の信号に発生する撹乱の有無を前記古典チャンネルで監視しながら、乱数表を送信側より受信側に伝送し、前記乱数表を秘密鍵とする量子暗号の構成方法において、送信側において、同一の時間幅を有し、前記時間幅より長いコヒーレント時間を有し、それぞれが1つの光子からなる第1および第2の光パルスを発生し、前記第1の光パルスを2つの光路に分岐し、分岐後の光パルスの一方に前記時間幅より長く前記コヒーレント時間より短い第1の時間遅延を施した後、分岐した他方の光パルスの光路に合流させ、合流した光路が取り得る2つの光路のうちの1つの光路を第1の量子チャンネルに光学的に接続し、前記第2の光パルスを第2の量子チャンネルに入力し、受信側においては、前記第1の量子チャンネルの出力を第1の光検出手段に入力し、前記第2の量子チャンネルの出力を2つの光路に分岐し、分岐後の光パルスの一方に、前記第1の時間遅延との差が前記時間幅より小さい第2の時間遅延を施した後、分岐した他方の光パルスの光路に合流させ、合流した光路が取り得る2つの光路の一方を第2の光検出手段に入力し、他方の光路を第3の光検出手段に入力し、前記第1の光検出手段と第2または第3の光検出手段で信号が同時に検出され、しかも前記第1の時間遅延が与える位相差と第2の時間遅延が与える位相差が特定の組合せであったか否かを古典チャンネルにより確認し、特定の組合せであった場合のみ、1ビットの信号を登録することを特徴とする量子暗号の構成方法。
IPC (7件):
H04B 10/00
, G01J 9/00
, G02F 1/39
, G09C 1/00 630
, G09C 1/00
, H04L 9/08
, H04L 9/38
FI (7件):
H04B 9/00 Z
, G01J 9/00
, G02F 1/39
, G09C 1/00 630 C
, G09C 1/00 630 Z
, H04L 9/00 601 C
, H04L 9/00 691
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