特許
J-GLOBAL ID:200903009281637560
縮合5員複素環式化合物、それらの調製法およびこれらの化合物を含む製薬製剤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-237334
公開番号(公開出願番号):特開平6-025181
出願日: 1992年09月04日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 有益な薬理学的性質、例えば、凝集抑制作用を有する縮合5員複素環式化合物を提供する。【構成】 2-(4-アミジノ-フェニル)-5-[(2-カルボキシ-エチル)-アミノカルボニル]-1-メチル-ベンゾイミダゾール、2-(4-アミジノ-フェニル)-5-[(2-カルボキシ-エチル)-アミノカルボニル]-1-(3-チオモルホリノ-プロピル)-ベンゾイミダゾール、2-(4-アミジノ-フェニル)-6-[(2-カルボキシ-エチル)-アミノカルボニル]-3-メチル-イミダゾ[4,5-b]ピリジン、及びこれらの類縁体からなる縮合5員複素環式化合物、その互変異性体、その混合物を含む立体異性体及びこれらの塩、及びこれらの化合物、互変異性体、塩の少くとも一つを含んでいる製薬組成物。
請求項(抜粋):
一般式:【化1】により表される縮合5員複素環式化合物、その互変異性体、立体異性体、これらの混合物およびこれらの塩。[式中、R1 は水素原子、フッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;アルキル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、R3O- 基、(R3)2N- 基、R4CO-NR3- 基、アルキルスルホニル-NR3- 基、アリールスルホニル-NR3- 基、R3S- 基、R3SO-基、R3SO2- 基またはR5 基を表し、(式中、R3 は水素原子、C1-6アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基、カルボキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基を表し、R4 は水素原子;夫々1〜6個の炭素原子を有するアルキル基またはアルコキシ基;アリール基、ヘテロアリール基またはアルキル部分中に1〜6個の炭素原子を有するアラルキル基を表し、且つR5 はアゼチジノ基、ピロリジノ基、ヘキサメチレンイミノ基もしくはヘプタメチレンイミノ基またはピペリジノ基を表し、4位のメチレン基は酸素原子;スルフェニル基、スルフィニル基もしくはスルホニル基;またはR3 基、R4CO-基、アルキルスルホニルもしくはアリールスルホニル基(式中、R3 及びR4 は先に定義されたとおりである)により置換されたイミノ基により置換されていてもよい)Xは酸素原子、硫黄原子もしくは窒素原子または-NR2 基を表し、(式中、R2 は水素原子;直鎖または分枝C1-15 アルキル基;直鎖または分枝C3-10 アルケニル基またはアルキニル基(その二重結合または三重結合は窒素原子に直接結合されてはならない);夫々シクロアルキル部分中に3〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基またはシクロアルキルアルキル基;アリール基またはヘテロアリール基;C2-6アルキル基(これは-NR2-基の窒素原子に対してβ位からR3 O-基、(R3)2N- 基、R4CO-NR3- 基、アルキルスルホニル-NR3- 基、アリールスルホニル-NR3- 基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基またはR5 基により置換されている);またはC1-6アルキル基(これは1個または2個のアリール基;またはヘテロアリール基、R6OCO-基、(R3)2NCO基、R5CO-基、R3O-CO- アルキレン-NR3-CO-基、(R3)2N-CO-アルキレン-NR3-CO-基もしくはR5CO- アルキレン-NR3-CO-基(式中、R3 及びR5 は先に定義されたとおりであり、且つR6 は水素原子、C1-6アルキル基、C5-7シクロアルキル基またはアラルキル基を表す)により置換されている)を表す)YはNO基、窒素原子または必要によりアルキル置換されていてもよいメチン基を表し、Z1 、Z2 、Z3 及びZ4 (これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい)はメチン基、炭素原子、イミノ基または窒素原子を表し、基Z1 〜Z4の少なくとも一つは炭素原子を含む必要があり、また窒素原子に隣接する1個または2個のメチン基はカルボニル基により置換されていてもよい、Z5 及びZ6 は夫々炭素原子を表し、または基Z5 またはZ6 の一つは窒素原子を表し、そして基Z5 またはZ6 の別の基は炭素原子を表し、Aはシアノ基;アミノ基;直鎖または分枝C1-4アミノアルキル基;アミジノ基、グアニジノ基またはグアニジノアルキル基を表し、上記のアミノ基、アミノアルキル基、アミジノ基、グアニジノ基またはグアニジノアルキル基中で、その窒素原子の一つで1個または2個の水素原子は1個または2個のC1-4アルキル基により置換されていてもよく、または水素原子はC2-5(アルコキシカルボニル)基;C4-6(アルケニルオキシカルボニル)基;C2-5(アルキルカルボニル)基;アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシメトキシ-カルボニル基、シクロアルカノイルオキシメトキシカルボニル基、アラルカノイルオキシメトキシカルボニル基、アロイルオキシメトキシカルボニル基、ホスホノ基、ジアルキルホスホリル基またはO-アルキル-ホスホノ基により置換されていてもよく、アルカノイル部分は夫々2〜7個の炭素原子を含んでもよく、またシクロアルカノイル部分は夫々合計4〜8個の炭素原子を含んでもよく、またメトキシ部分はC3-6シクロアルキル基;アラルキル基、アリール基もしくはアルキル基;または2個のアルキル基により置換されていてもよく、これらはまたメチレン炭素原子と一緒に5員環または6員環を形成してもよく、または、Bが4〜7個の環員を有する環状イミンを表す場合には、Aはまた水素原子またはアルキル基(これらは夫々イミノ窒素に結合されている)を表してもよく、Bはフェニレン基(これはフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基またはトリフルオロメチル基により一置換または二置換されていてもよく、これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよく、同時に上記のフェニレン基中の1個または2個のメチン基は1個または2個の窒素原子により置換されていてもよい)を表し、またはBはC3-7シクロアルキレン基(4員または5員のシクロアルキレン環中で、一つの環員は窒素原子を表してもよく、また6員または7員のシクロアルキレン環中で、一つまたは二つの環員は夫々窒素原子を表してもよく、同時に隣接基の炭素原子への結合はこのような任意に存在する窒素原子により行われてもよい)、インダニレン基または1,2,3,4-テトラヒドロナフチレン基(その飽和環は基Aに結合され、またその芳香族環は基Cまたは縮合5員複素環基に結合されている)を表し、Cは結合、アルキレン基、アリーレン基、-O-アルキレン基、-S-アルキレン基、-NH-アルキレン基、-N(アルキル)-アルキレン基、-アルキレン-NH-基、-アルキレン-N(アルキル)-基,-SO-アルキレン基または-SO2 -アルキレン基を表し、Dは結合またはアルキレン基を表し、EはC1-7アルキレン基、夫々2〜7個の炭素原子を有するアルケニレン基またはアルキニレン基を表し、その二重結合または三重結合は -Z1-Z2-Z3-Z4-基の窒素原子に直接結合されていなくてもよく、または、Eが -Z1-Z2-Z3-Z4-基の窒素原子に直接結合されていない場合には、Eは-O-基、-S-基、-SO-基、-SO2 -基、-NR3 -基、-N(COR4)- 基、-CO-基、-NR3-CO-基、-CO-NR3-基、-SO2-NR3- 基、アルキルスルホニルイミノ基またはアリールスルホニルイミノ基(式中、R3 及びR4 は先に定義されたとおりである)、またはC4-7シクロアルキレン基を表してもよく、4員または5員のシクロアルキレン環中で、一つの環員は窒素原子を表してもよく、また6員または7員のシクロアルキレン環中で、一つまたは二つの環員は夫々窒素原子を表してもよく、更に窒素原子に隣接するメチレン基はカルボニル基により置換されていてもよく、同時に隣接基の炭素原子への結合は存在するいずれかの窒素原子を介して行われてもよい、Fは結合、直鎖または分枝C1-6アルキレン基、夫々2〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルケニレン基またはアルキニレン基(その二重結合または三重結合は基Eのヘテロ原子または三重結合と直接隣接していなくてもよく、また上記のアルキレン基、アルケニレン基及びアルキニレン基は夫々アリール基、-COOR6基、-CON(R3)2 または-CO-N(R3)-アルキル基(式中、R3 及びR6 は先に定義されたとおりである)により置換されていてもよく、また-CO-N(R3)-アルキル基のアルキル部分(これは1〜6個の炭素原子を含んでもよい)は更に基R7 及びR8 により置換されていてもよく、R7 及びR8 (これらは同じであってもよく、また異なっていてもよい)は夫々水素原子、アリール基または-COOR6基(式中、R6 は先に定義されたとおりである)を表す)、夫々シクロアルキレン部分中に4〜6個の炭素原子を有するシクロアルキレン基、アルキレン-シクロアルキレン基またはシクロアルキレン-アルキレン基(環中に配置されるCH基は窒素原子により置換されており、また隣接基Eへの結合は窒素原子を介して行われてもよく、その結合が基Eの炭素原子を介して行われる場合、また、Dが結合を表し、Eが酸素原子を表し、且つFがアルキル基である場合には、Aはフェニル環に直接結合されたアミノ基またはアシルアミノ基であり得ず、また同時にXが硫黄原子であり、且つYが窒素原子である場合には、基A-B-Cは4-アセトアミノ-ピペラジノ基であり得ない)を表し、且つGは基Eのヘテロ原子に結合されていないカルボニル基を表し、この基はヒドロキシ基;アルケニル部分中に3〜4個の炭素原子を有するアリールアルケニルオキシ基;C1-8アルコキシ基(C1-5アルコキシ基はアリール基により置換されていてもよく、または1個〜3個の炭素原子を有するアルコキシ基は1位、2位または3位でヘテロアリール基または4〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基により置換されていてもよく、または2位もしくは3位でピロリジン-2-オン-1-イル基、モルホリノ基、チオモルホリノ基もしくは1-オキシド-チオモルホリノ基により置換されていてもよい);必要により1個〜3個のアルキル基により置換されていてもよいC4-8シクロアルコキシ基;ベンゾシクロアルコキシ基、ベンゾシクロアルキル-アルコキシ基、ビシクロアルコキシ基またはビシクロアルキルアルコキシ基(シクロアルキル部分中に4〜8個の炭素原子を有し、またビシクロアルキル部分中に6〜8個の炭素原子を有し、そして必要により1〜3個のメチル基により置換されていてもよい);アルカノイル部分中に合計2〜7個の炭素原子を有するアルカノイルオキシメトキシ基;シクロアルカノイル部分中に合計4〜8個の炭素原子を有するシクロアルカノイルオキシ-メトキシ基;アルキル部分中に1〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメトキシ基;またはシクロアルキル部分中に3〜7個の炭素原子を有するシクロアルコキシカルボニルオキシメトキシ基;アロイルオキシメトキシ基、アラルカノイルオキシメトキシ基、アリールオキシカルボニルオキシメトキシ基もしくはアラルコキシカルボニルオキシメトキシ基(夫々の場合のメトキシ部分はC1-6アルキル基、C3-7シクロアルキル基、またはアラルキル基もしくはアリール基により置換されていてもよい)により置換されていてもよく、またはGはスルホ基、ホスホノ基、O-アルキルホスホノ基もしくはテトラゾール-5-イル基を表し、特にことわらない限り、上記のアルキル部分、アルキレン部分またはアルコキシ部分は夫々1〜3個の炭素原子を含んでもよく、そして“アリール基”という用語は、必要によりフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子;またはアルキル基、トリフルオロメチル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノスルホニル基、アルキルアミノスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アラルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アルキルスルフェニル基、アルキルスルフィニル基もしくはアルキルスルホニル基により一置換、二置換または三置換されていてもよいフェニル基(これらの置換基は同じであってもよく、また異なっていてもよい)、またはナフチル基を表し、そして“ヘテロアリール基”という用語は、5員ヘテロ芳香族環(これはイミノ基;酸素原子または硫黄原子;1個〜2個の窒素原子と酸素原子または硫黄原子;またはイミノ基と1〜3個の窒素原子を含む)、または6員ヘテロ芳香族環(これは1個、2個または3個の窒素原子を含む)を表し、上記の環にはフェニル環が縮合されていてもよく、更に上記の環はフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子;アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基もしくはトリフルオロメチル基;またはC1-4アルキルアミノ基により一置換または二置換されていてもよい]
IPC (15件):
C07D235/02
, A61K 31/415
, A61K 31/495 ABE
, A61K 31/505 ACB
, C07D235/04
, C07D235/18
, C07D235/26
, C07D235/28
, C07D235/30
, C07D401/04
, C07D471/04 104
, C07D471/04 106
, C07D487/04 144
, C07D498/04 105
, C07D513/04 341
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