特許
J-GLOBAL ID:200903009283178717

クレーン用インバータの制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-194597
公開番号(公開出願番号):特開平5-056689
出願日: 1991年08月05日
公開日(公表日): 1993年03月05日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】電動機回転速度の検出をせずにその発生トルクを監視し、クレーンが昇降する荷物が落下する危険を未然に防止する。【構成】インバータ2の出力電圧と電流から誘導電動機1のトルクを演算しこのトルク演算値τOを別途に設定したトルク制限指令値τrと比較する際に、トルク演算値τOがトルク制限指令値τrより小ならばトルク制限調節手段10の出力は零とし、トルク演算値τOの方が大ならばトルク制限調節手段10は両者の偏差値Δτに対応した周波数操作量Δfを出力して、インバータ出力周波数を誘導電動機1が力行運転時はこのΔfだけ低下させ、制動運転時はインバータ出力周波数をΔfだけ上昇させて誘導電動機1のストールを防止する。更にトルク制限調節手段10の出力が所定値を越えれば直ちにクレーンに制動をかけて、荷物が落下する危険を防止する。
請求項(抜粋):
インバータが出力する交流の電圧と周波数とを両者の比率一定のままで変化させてクレーン駆動用の誘導電動機を可変速運転するクレーン用インバータにおいて、前記インバータの出力電圧と出力電流から前記誘導電動機のトルクを演算する第1のトルク演算手段と、このトルク演算値が別途設定するトルク制限指令値より大なる場合に、前記トルク制限指令値とトルク演算値との偏差に対応した周波数操作量を出力するトルク制限調節手段と、前記誘導電動機の力行運転時はこの周波数操作量で前記インバータの出力周波数を下降させ、前記誘導電動機の制動運転時はこの周波数操作量で前記インバータの出力周波数を上昇させると共に、前記トルク制限調節手段が出力する周波数操作量が所定値を越えたか否かを検出するコンパレータと、前記周波数操作量が所定値を越えれば前記クレーンを停止させる制動手段とを備えていることを特徴とするクレーン用インバータの制御装置。
IPC (2件):
H02P 7/63 302 ,  H02P 7/63

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