特許
J-GLOBAL ID:200903009289657609

磁気抵抗効果素子、ならびに、前記磁気抵抗効果素子を用いた薄膜磁気ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野▲崎▼ 照夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-113460
公開番号(公開出願番号):特開2000-031563
出願日: 1998年08月24日
公開日(公表日): 2000年01月28日
要約:
【要約】【目的】 従来、反強磁性層として使用されていたNiMn合金の場合、固定磁性層(例えばNiFe合金)との界面構造を整合状態としておいても、適性な交換異方性磁界を得ることができるが、NiMn合金よりも優れた反強磁性材料である白金族元素を用いたX-Mn合金の場合、固定磁性層との界面構造を整合状態とすると、交換異方性磁界を得ることができないという問題点があった。【構成】 反強磁性層4はX-Mn(Xは白金族元素)で形成され、Xの組成比が適性に調節されることにより、固定磁性層3との界面構造は非整合状態にされている。従って熱処理を施すことにより、前記反強磁性層4の結晶構造が変態し、大きな交換異方性磁界を得ることができるので、従来に比べてより再生特性を向上させることが可能である。
請求項(抜粋):
【請求項1】 反強磁性層と、この反強磁性層と接して形成され、前記反強磁性層との交換異方性磁界により磁化方向が固定される固定磁性層と、前記固定磁性層に非磁性導電層を介して形成されたフリー磁性層と、前記フリー磁性層の磁化方向を前記固定磁性層の磁化方向と交叉する方向へ揃えるバイアス層と、固定磁性層と非磁性導電層とフリー磁性層に検出電流を与える導電層とを有し、前記反強磁性層は、少なくとも元素X(ただしXは、Pt,Pd,Ir,Rh,Ru,Osのうちいずれか1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料で形成され、前記反強磁性層と前記固定磁性層との界面構造が、非整合状態にあることを特徴とする磁気抵抗効果素子。
IPC (4件):
H01L 43/08 ,  G11B 5/39 ,  H01F 10/08 ,  H01F 10/30
FI (4件):
H01L 43/08 Z ,  G11B 5/39 ,  H01F 10/08 ,  H01F 10/30

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