特許
J-GLOBAL ID:200903009351979472

並列計算機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-168721
公開番号(公開出願番号):特開平8-016469
出願日: 1994年06月28日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 並列処理性能を低下させることなく、各プセッシング・ユニットのディレクトリのためのメモリを不要とした分散共有メモリを有する並列計算機。【構成】 主記憶上のデータを自PUのキャッシュにのみキャッシングさせる。他PUのデータはキャッシュを使わずに他主記憶を直接アクセスする。主記憶上のラインが他PUから読み出しアクセスされた場合は、自PUのキャッシュに対しフラッシュコマンドを送出する。キャッシュの各ラインに該ラインの変更を記憶する手段(D:22)を設け、キャッシュ上のデータが変更されてた場合、最新データを主記憶に書き戻す。書き込みアクセスされた場合には書き戻しと同時にキャッシュ上のデータをパージする。更に主記憶の各ラインに対して、該ラインが自PUにキャッシングされてることを示すビット(Cビット:40)を設け主記憶側でキャッシングされていると判定できる場合にのみ上記の操作を行う。
請求項(抜粋):
複数のプロセッシングユニットを有し、各々のプロセッシングユニットが主記憶の一部を有し、各プロセッシングユニットに分散しておかれた主記憶を全てのプロセッシングユニットが共有してアクセスすることが可能であり、各プロセッシングユニットが、キャッシュを有し、自キャッシュに自主記憶上のデータを登録する手段を有し、他のプロセッシングユニットの主記憶上のデータをアクセスする場合には、他のプロセッシングユニットの主記憶に向けてアクセスコマンドを送出する並列計算機であって、各プロセッシングユニットのキャッシュに該キャッシュ上の各ラインに対応し、該ラインの値が変更されたことを記憶する手段を設け、各プロセッシングユニットは、主記憶上のラインが他のプロセッシングユニットから読み出しアクセスされた場合には、主記憶からキャッシュにデータをフラッシュさせることを指示するフラッシュコマンドを送付し、キャッシュ上の該当するラインが変更されていた場合にはキャッシュ上のデータを主記憶に書き戻させ、書き戻しが完了した後に主記憶上のデータを読み出しプロセッシングユニットに送出し、さらに、他プロセッシングユニットから書き込みアクセスがされた場合には、キャッシュに前記のフラッシュコマンドと共にキャッシュ上のデータをパージすることを指示するコマンドを送付し、前記のフラッシュ処理の終了後、キャッシュ上のデータを消去させる手段を設けた主記憶制御装置を備えることを特徴とする並列計算機。
IPC (2件):
G06F 12/08 ,  G06F 15/163

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