特許
J-GLOBAL ID:200903009451963565
走査の二重エネルギー情報を用いた爆発物検出装置および方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
岡部 正夫 (外11名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-015253
公開番号(公開出願番号):特開2001-235434
出願日: 2001年01月24日
公開日(公表日): 2001年08月31日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 爆発物を検出する方法およびシステムにおいて、爆発物が投射パスにおける唯一の物体でなくても信頼性のある検出を行い、計算負荷を削減し、疑わしい爆発物の明瞭で最適なビューを選択する信頼性を向上させること。【解決手段】 爆発物を検出する装置および方法は、物質のX線走査の二重エネルギー情報を用いる。2つの異なったエネルギー・レベルで放射を交互に発するX線放射源によって走査され、検出器配列は、放射が物質を通過した後にその放射を収集する。再構築コンピュータは、2つのエネルギー・レベルのうち一方に対応する一連の投射からCT画像を生成する。空間分析コンピュータはCT画像を分析し、問題の物体のみを含む投射(クリア・パス投射)か、最少数の異質な物体と共に問題の物体を含む投射かを判断する。定量的情報は、爆発性の物質を爆発性でない物質と区別するために用いられる。
請求項(抜粋):
長手方向の軸を有する領域において、少なくとも第1の物理的特性と第2の物理的特性とを有する物体を検出する方法であって、A. 前記領域を表す走査データを生成するために前記領域を走査するステップであって、i.少なくとも第1のエネルギー・レベルと第2のエネルギー・レベルで交互に放射する放射源と、前記領域の対向する側における検出器の配列とを提供することと、ii.前記放射源が前記検出器の配列の方に放射を発している間に、前記長手方向の軸を中心に少なくとも前記放射源を回転させることと、iii.前記検出器の配列で、前記領域に関する前記第1のエネルギー・レベルと前記第2のエネルギー・レベルで前記走査データを生成するために、前記領域から放射を受け取ることとを含むステップと、B. 少なくとも1つの画像データ・スライスを定めるステップであって、各データ・スライスは前記領域の前記長手方向の軸に沿った位置に対応し、前記画像データ・スライスのそれぞれは、前記走査ステップの間に複数のビュー角度のそれぞれから取得した複数の走査データ投射を定めるステップと、C. 前記ビュー角度の1つに応じて、前記画像データ・スライスから、少なくとも前記物体を含む少なくとも1つのクリア・パス走査データ投射を選択し、それぞれが前記クリア・パス投射に対応する、前記第1のエネルギー・レベルでの走査データの第1のセットと前記第2のエネルギー・レベルでの走査データの第2のセットとを選択するステップと、D. 前記走査データの第1のセットと前記走査データの第2のセットから、前記第1の物理的特性を表す第1の値と、前記第2の物理的特性を表す第2の値とを生成し、前記物体を前記第1の値および前記第2の値の関数として認識して特定するステップとを含む方法。
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