特許
J-GLOBAL ID:200903009468368482

負圧倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-130784
公開番号(公開出願番号):特開平8-318846
出願日: 1995年05月29日
公開日(公表日): 1996年12月03日
要約:
【要約】【目的】急制動時の作動応答性を向上させながら、しかも構造を簡単にかつ部品点数を削減する。【構成】急制動時には弁プランジャ10が通常制動時より大きく前進し、通常制動時と同様に真空弁15が閉じかつ大気弁16が開く。また、弁プランジャ10の環状溝24の後端が作動レバー20,21を前方へ押圧して回動する。このため、弁作動部材18が後方へ移動して弁作動部材18の後端が弁体12に着座するとともに、弁体12を更に後方へ移動する。その結果、弁体12が第2弁座14から大きく離れるため、大気弁16の開弁量が通常制動時より大きくなる。したがって、多量の大気が大気弁16を通って変圧室9に迅速に導入されるので、負圧倍力装置1の出力が通常時よりははるかに速く大きくなり、急制動が確実に行われる。こうして、負圧倍力装置1の作動応答性が向上する。
請求項(抜粋):
フロントシェルとリヤシェルとによって形成される空間内に対して進退自在に配設され、前記リヤシェルを気密にかつ摺動自在に貫通するバルブボディと、このバルブボディに連結されるとともに前記空間内を負圧が導入される定圧室とブレーキ作動時に大気が導入される変圧室とに区画するパワーピストンと、前記バルブボディに摺動自在に配設された弁プランジャと、この弁プランジャに連結され前記バルブボディ内に進退自在に配設された入力軸と、前記バルブボディ内に配設され、前記弁プランジャの前進または後退により制御されて前記定圧室と前記変圧室との間を遮断または連通する真空弁と、前記バルブボディ内に配設され、前記弁プランジャの前進または後退により制御されて前記変圧室と大気との間を連通または遮断する大気弁とを少なくとも備えている負圧倍力装置において、前記弁プランジャが通常制動時の前進時より大きく前進したとき、前記弁プランジャによって作動されて前記大気弁の開弁量を通常制動時の前記大気弁の開弁量より大きくする大気弁開弁量増大手段が設けられていることを特徴とする負圧倍力装置。

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