特許
J-GLOBAL ID:200903009490321716

分散配置されたバッファメモリを有するネットワークにおけるアクセス制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-019983
公開番号(公開出願番号):特開平8-214027
出願日: 1995年02月08日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【目的】 パケット信号の遅延時間の平均/分散を小さくする。【構成】 本発明のアクセス制御方法を用いるネットワークは、分散配置された入力ポート203-204と出力ポート229-230とスイッチ228と再送カウンタ227-223とから構成される。ネットワークはランダムアクセス制御方法とポーリングアクセス制御方法を併用したアクセス制御方法を用いる。ランダムアクセス制御方法を用いている場合、入力ポート203-204からの個々のデータパケット信号の遅延時間を再送カウンタ227-223が計測し、遅延時間の基準値を越えるとポーリングアクセス制御方法に移行する。また、ポーリングアクセス制御方法を用いている場合、入力ポート203-204からのデータパケット信号の平均遅延時間を遅延時間計測器227-223が計測し、平均遅延時間の基準値を越えるとランダムアクセス制御方法へと移行する。
請求項(抜粋):
データパケット信号を一時蓄え送信できる複数の入力装置と前記データパケット信号を一時蓄え受信できる複数の出力装置とが物理的に分散配置され、前記複数の入力装置と前記複数の出力装置とを接続するスイッチと、前記データパケット信号の宛先情報に応じて、前記スイッチを切替える経路制御装置とから構成され、前記複数の入力装置から各々予め前記経路制御装置に経路設定を予約する第1の制御パケット信号を送出し、当該第1の制御パケットにより前記スイッチの経路を切替えた後、前記データパケット信号を前記出力装置に送出する予約アクセス制御方法と、前記複数の入力装置から各々経路制御装置に経路設定を直ちに設定することを要求する第2の制御パケットと前記データパケット信号とを前記出力装置に送出し、経路設定できた場合には、前記スイッチの経路を切替え前記データパケット信号を前記出力装置に送出し、経路設定できない場合には前記第2の制御パケット信号と前記データパケット信号を再送する再送型アクセス制御方法とを併用するネットワークアクセス制御方法において、前記再送型アクセス制御方法の場合、前記データパケット信号の宛先情報に前記データパケット信号が前記入力装置に入力されてからのネットワーク滞留時間を記録し、個々のデータパケット信号の前記ネットワーク滞留時間が予め設定された時間を越えた場合に、前記再送型アクセス制御方法から前記予約アクセス制御方法へと移行し、前記予約アクセス制御方法の場合、少なくとも前記データパケット信号の宛先情報に前記データパケット信号が前記入力装置に入力されてからのネットワーク滞留時間を記録し、前記データパケット信号の前記ネットワーク滞留時間の平均時間が予め設定された時間を越えた場合に、前記予約アクセス制御方法から前記再送型アクセス制御方法へと移行し、前記ネットワーク滞留時間の設定時間を越えた前記データパケット信号の前記スイッチの経路を予約して前記データパケット信号を早期に前記入力装置から前記出力装置へと送出することを特徴とするネットワークアクセス制御方法。

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