特許
J-GLOBAL ID:200903009527300110

重層形振動遮断接続機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 石川 新 ,  田中 重光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-047693
公開番号(公開出願番号):特開2005-240839
出願日: 2004年02月24日
公開日(公表日): 2005年09月08日
要約:
【課題】 工学的構造物への外部(他の構造物など)からの変位または力による振動的または衝撃的入力に対し、該構造物の最低次共振をも含め、総ての共振を効果的に抑制する振動遮断接続機構を提供する。【解決手段】 2構造物間の接続機構を、弾性接続要素(スプリングなど)および慣性接続要素(直列質量)より構成された第1層(遮断層)に加え、弾性接続要素と粘性接続要素(ダンパーなど)より構成された第2層(減衰層)を重層的に設置することにより、振動・衝撃をより効果的に遮断もしくは抑制する重層形振動遮断接続機構を構成する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
2構造物A,B(あるいは1構造物内の2つの部分構造A,B)の特定の2節点の、それぞれ1つの節点変位成分(一般座標)qA,qBの間を、2種の接続要素すなわち弾性接続要素(それを代表するバネ定数をkとして、qA〜qB間に、位置エネルギーU=1/2・k(qA-qB)2を蓄積する特性を有する要素)および慣性接続要素(それを代表する慣性定数mSとして、qA〜qB間に、運動エネルギーT=1/2・mS(qA-qB)2を蓄積する特性を有する要素)とにより接続連結し、静荷重に対してはバネ定数kによる接続剛性を与えると同時に、何等かの加振源により誘起された定常または準定常振動状態において、前記静荷重により作用する接続力に重畳される振動成分に対しては、その加振円振動数ω(rad/s)に対応して、前記2定数k,mSをω=(k/mS)1/2の関係を成立させるごとく調整することにより、前記2接続要素を通しての接続力の振動成分を相殺させる第1の層に、さらに、質量、弾性接続要素、および粘性接続要素よりなる第2の層を加えた2層により、前記2節点間の振動力または正弦波の半波形を主体とする衝撃力の伝達を完全に遮断もしくは効果的に抑制することを特徴とする重層形振動遮断接続機構。
IPC (1件):
F16F15/02
FI (1件):
F16F15/02 C
Fターム (9件):
3J048AA02 ,  3J048AC05 ,  3J048AD07 ,  3J048BE04 ,  3J048BF01 ,  3J048CB01 ,  3J048CB18 ,  3J048EA07 ,  3J048EA38
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 振動遮断接続機構
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-351198   出願人:奥村敦史
審査官引用 (1件)
  • 建物の制振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-261419   出願人:株式会社奥村組, オイレス工業株式会社

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