特許
J-GLOBAL ID:200903009556105777

加飾体を備えた積層体の製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-207612
公開番号(公開出願番号):特開平8-072077
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 加飾体を備えた積層体の製造コストを減少させ、加飾体の固着強度を高め、起毛した加飾体を使用した場合でも毛倒れが生じないようにする。【構成】 積層体の基材10の裏面を支持する基材側成形型20と、積層体の表皮12の表面に対応する形状の成形面25aを有する表皮側成形型25は、最接近位置となるまで相対移動可能であり、表皮側成形型に摺動可能に支持した加飾体セット入れ子30に立設した多数の針31の先端には加飾体11を離脱可能に保持する。樹脂供給装置22,22Aからの溶融状態の合成樹脂は、最接近状態となった基材の表面と成形面と加飾体との間に形成される空間内に充填されて基材の表面を覆う表皮が形成される。この際、加飾体を一旦貫通して引き抜かれた加飾体セット入れ子の針により形成された小孔に溶融状態の合成樹脂が入って形成された凸部によるアンカー効果により加飾体は表皮に結合される。
請求項(抜粋):
基材と、この基材の表面に固着されて同表面を覆う薄い表皮と、この表皮の表面の一部に固着されてその部分を覆う薄い加飾体よりなる加飾体を備えた積層体の製造装置において、前記基材の裏面ほゞ全面に当接して同基材を支持する基材側成形型と、前記基材に固着される表皮の露出される表面に対応する形状の成形面が前記基材側成形型と対向する面に形成され前記基材側成形型に対し接近離隔可能に設けられて前記基材側成形型に支持された前記基材の表面と前記成形面との間隔が前記表皮の厚さに対応する値となる最接近位置まで接近可能な表皮側成形型と、前記表皮側成形型の前記基材側成形型と対向する面に開口されて前記加飾体の輪郭形状と対応する断面形状を有する案内孔と、この案内孔内に移動可能に案内支持され前記表皮側成形型との間に設けた作動装置により前進位置と後退位置との間で移動され前記基材側成形型側となる先端面に多数の細い針を立設すると共にこの針の先端に前記加飾体を離脱可能に保持する加飾体セット入れ子と、前記基材の表面と前記成形面と前記加飾体の間に溶融状態の合成樹脂を吐出する樹脂供給装置を備え、前記最接近位置においては前進位置にある前記加飾体セット入れ子に設けた前記針の先端と前記基材側成形型に支持される基材の表面の間の距離が前記表皮の厚さよりも小となるように前記前進位置を定め、前記作動装置は前記表皮側成形型が前記最接近位置に向かって移動する際は前記加飾体セット入れ子を前記前進位置に位置決めし前記基材の表面と前記成形面と前記加飾体の間に形成される空間内に溶融状態の合成樹脂が充填される前後に前記加飾体セット入れ子を前記後退位置に後退させることを特徴とする加飾体を備えた積層体の製造装置。
IPC (8件):
B29C 43/18 ,  B29C 33/14 ,  B29C 43/34 ,  B29C 43/36 ,  B29C 45/14 ,  B29C 59/02 ,  B29L 9:00 ,  B29L 31:58

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