特許
J-GLOBAL ID:200903009574707504

積層リン酸型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-105515
公開番号(公開出願番号):特開平8-306370
出願日: 1995年04月28日
公開日(公表日): 1996年11月22日
要約:
【要約】【目的】長期にわたりリン酸の補給が不要のものとして補給に伴う単セルの損傷の発生を回避し、さらにリン酸による排出ガス系の損傷を防止する。【構成】単セルの反応部に面して配した第1冷媒通流管21と、単セルの酸化剤ガスの排出部に面して配した第2冷媒通流管22とを、一組の冷却基板20の間に埋設して冷却板を構成し、第2冷媒通流管22の冷媒の温度を、第1冷媒通流管21の冷媒の温度より低くして、単セルの酸化剤ガスの排出部の温度を下げて、蒸発したリン酸を凝集して捕集する。
請求項(抜粋):
燃料ガス通流溝を備える燃料極と酸化剤ガス通流溝を備える酸化剤極との間にリン酸を担持する電解質層を挟持してなる単セルを複数層積層してセミブロックを形成し、該セミブロックと、方形の冷却基板に冷媒通流管を埋設してなる冷却板を交互に積層して形成される積層リン酸型燃料電池において、前記冷却板の冷媒通流管が、セミブロックの電池反応部に面して配される第1の冷却系統の冷媒通流管と、セミブロックの燃料ガスおよび酸化剤ガスの排出部に面して配される第2の冷却系統の冷媒通流管とからなり、かつ、第1の冷却系統の冷媒通流管に通流される冷媒より温度の低い冷媒が第2の冷却系統の冷媒通流管に通流されることを特徴とする積層リン酸型燃料電池。

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