特許
J-GLOBAL ID:200903009592140376

自動変速機の飛び越しダウンシフト制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-005157
公開番号(公開出願番号):特開平11-201271
出願日: 1998年01月13日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 ツインクラッチタイプの自動変速機において、飛び越しダウンシフトを小さな変速ショックで且つ短い変速時間で実行する。【解決手段】 クラッチC2を解放後、時刻t3 においてシンクロ機構を切換える指令を出す。タービン回転速度NTが中間段の同期回転速度NT3に到達した段階で、タービン回転速度NTの上昇速度が所定値d/dt(NT1)、あるいはd/dt(NT2)となるように、クラッチC1の油圧を昇圧させる。その後、タービン回転速度NTがこのNT2+ΔNT4の値を維持するように、クラッチC1の油圧を制御すると共に、シンクロ機構の切換えの完了を待ってクラッチC2の油圧を徐々に昇圧する共に、クラッチC1の油圧を徐々に減圧する。これにより、パワーオン飛び越しダウンシフトを実行する。
請求項(抜粋):
変速機入力軸に並列に配置された2つのクラッチと、該2つのクラッチのそれぞれの出力軸に配置されシンクロ機構によって変速機出力軸と選択的に連結される複数のギヤ列と、を備え、該ギヤ列の選択的連結と前記2つのクラッチのクラッチツウクラッチによる切換えとの組合せによって、パワーオン状態で高速段から中間段への第1変速及び該中間段から低速段への第2変速を連続して行う飛び越しダウンシフトを実行する自動変速機の飛び越しダウンシフト制御装置において、前記飛び越しダウンシフトを実行すべき変速判断があったことを検出する手段と、該変速判断の検出後、前記2つのクラッチのうち、前記第1変速の高速段側のクラッチを解放する手段と、該高速段側のクラッチの解放後、前記シンクロ機構を第1変速の高速段側から第2変速の低速段側に切換える指令を出す手段と、前記高速段側のクラッチの解放によって前記変速機入力軸の回転速度が第1変速の中間段の同期回転速度に到達したことを検出する手段と、該変速機入力軸の回転速度が中間段の同期回転速度に到達したことを検出した後、該変速機入力軸の回転速度の上昇速度が所定値となるように、第2変速の中間段側のクラッチ油圧を、該入力軸の回転速度が第2変速の低速段の同期回転速度に所定値を加えた値に到達するまで昇圧させる手段と、変速機入力軸の回転速度が第2変速の低速段の同期回転速度に所定値を加えた値に到達した後、この値を維持するように第2変速の中間段側のクラッチの油圧を制御する手段と、変速機入力軸の回転速度が第2変速の低速段の同期回転速度以上であり、且つ前記シンクロ機構の切換えが完了したことを確認する手段と、該確認の後、第2変速の低速段側のクラッチの油圧を徐々に昇圧すると共に、第2変速の中間段側のクラッチの油圧を徐々に減圧する手段と、を備えたことを特徴とする自動変速機の飛び越しダウンシフト制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/04 ,  F16H 61/16 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:68
FI (2件):
F16H 61/04 ,  F16H 61/16 Z

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