特許
J-GLOBAL ID:200903009620559353
A/D変換システムの自動調整装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-039886
公開番号(公開出願番号):特開平5-243998
出願日: 1992年02月27日
公開日(公表日): 1993年09月21日
要約:
【要約】【目的】従来、A/Dコンバータの温度等に基づくオフセット,ゲインの変化の補正をボリュームの手動調整で行っていたが、この手間を省いて自動調整するようにし、かつ常時A/Dコンバータを高精度に保つ。【構成】CPU4がチャンネル切替指令7を出力してマルチプレクサ2にオフセット調整用基準電圧EOを選択させ、A/Dコンバータの変換値8を読取り、この値が最適値となるまでオフセット調整用D/Aコンバータに与える調整用データを書換えオフセット調整を行う。次にCPU4は同様にマルチプレクサ2にゲイン調整用基準電圧EGを選択させ、このときのA/D変換値8が最適値となるまでゲイン調整用D/Aコンバータ9に与える調整用データを書換えてゲイン調整を行う。この調整動作を常時のチャンネル#1〜#Nの入力のA/D変換の間に定期的に繰返す。
請求項(抜粋):
チャンネル別の複数の被変換アナログ電圧を入力し、チャンネル切替指令に応じて前記被変換アナログ電圧のうち、前記指令で指定されたチャンネルの被変換アナログ電圧を選択して出力するマルチプレクサ、自身のオフセットを調整するための可変のアナログ電圧を入力するオフセット調整用端子と、同じく自身のゲインを調整するための可変のアナログ電圧を入力するゲイン調整用端子とを持ち、前記マルチプレクサの出力する被変換アナログ電圧をデジタルのA/D変換値に変換して出力するA/Dコンバータ、前記チャンネル切替指令を出力し、そのつど前記A/D変換値を読込むCPU、を備えたA/D変換システムにおいて、前記チャンネル別の被変換アナログ電圧にはオフセット調整用基準電圧およびゲイン調整用基準電圧が含まれるようにし、前記CPUの出力データをD/A変換して前記オフセット調整用端子に入力するオフセット用D/Aコンバータと、同じく前記CPUの出力データをD/A変換して前記ゲイン調整用端子に入力するゲイン調整用D/Aコンバータとを設け、前記CPUが前記マルチプレクサに、前記オフセット調整用基準電圧を選択すべき旨の前記チャンネル切替指令を出力して前記A/D変換値を読込みつつ、このA/D変換値が前記オフセット調整用基準電圧に対応する適正値となるように前記オフセット調整用D/Aコンバータに与えるデータを書換えるオフセット調整を行ったのち、次に前記CPUが前記マルチプレクサに前記ゲイン調整用基準電圧を選択すべき旨の前記チャンネル切替指令を出力して前記A/D変換値を読込みつつ、このA/D変換値が前記ゲイン調整用基準電圧に対応する適正値となるように前記ゲイン調整用D/Aコンバータに与えるデータを書換えるゲイン調整を行うようにしたことを特徴とするA/D変換システムの自動調整装置。
IPC (2件):
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