特許
J-GLOBAL ID:200903009624662620

工具の角状シャンク用チャック

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 藤田 邦彦 ,  福田 進 ,  藤田 典彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-316543
公開番号(公開出願番号):特開2004-148441
出願日: 2002年10月30日
公開日(公表日): 2004年05月27日
要約:
【課題】工具の角状シャンクをチャックで掴持して回転駆動する際、シャンクがスリップしてチャックが空回りするのを防止すると共に、シャンクを堅固に掴持する部品点数の少ない構造簡単な角状シャンク用チャックを提供する。【解決手段】チャックの中心軸線上の駆動軸1に、角状シャンク9が嵌挿・定位される角形断面の孔1aを形成し側壁前部にロックボール保持孔1cを穿設してロックボール3を中心軸線側に突出可能に保持させ、前記ボール保持孔より後部外周に雄ねじ4を形成する。駆動軸1の外面には、前部内面に円錐形斜面2cを備え後部内面に前記雄ねじ4と螺合する雌ねじ4を備えたねじスリーブ2を螺合して、ねじスリーブ2の回動・後退により斜面2cでロックボール3を押圧して駆動軸1に嵌挿・定位した角状シャンク9を掴持する一方、ねじスリーブ2の回動・前進により前記ボール3の押圧を解除して角状シャンク9の掴持を解除し抜去可能とする。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
工具の基部が所定長の6角断面などの角状シャンクで該シャンク外側面に円弧状のシャンク固定用溝が周設された角状シャンクを掴持するためのチャックであって、中心軸線上に前記シャンクを嵌挿し位置決めするための所定深さの角形断面の孔1aを備え、側壁前部の所定位置にロックボール3を中心軸線側に突出可能に保持するためのロックボール保持孔1cを穿設するとともに該保持孔1cより後方の所定位置の外周に雄ねじ4を形成し後端に電気ドリルなどの駆動手段に連結するための連結部1eを備えた駆動軸1と、前記ボール保持孔1cに保持されるとともに角状シャンクの固定用溝に嵌入して角状シャンクを固定するためのロックボール3と、前記駆動軸1に嵌装され内面に円錐形の斜面2cを備えて軸線方向の移動によりロックボール3を押圧又は押圧解除して角状シャンクをロックまたはロック解除すると共に後部内面に前記駆動軸1外周の雄ねじ4と螺合する雌ねじ5を形成したシャンク緊締用ねじスリーブ2とからなり、角状シャンクを掴持するときは角状シャンクを駆動軸1の角形断面の孔1aに挿入定位せしめてシャンク緊締用ねじスリーブ2を後方に移動するごとく回動せしめロックボール3を押圧して角状シャンクを掴持する一方、角状シャンクを駆動軸1より離脱するときは前記ねじスリーブ2を前方に移動するごとく回動せしめてロックボール3の押圧を解除し角状シャンクの掴持を解除するようにしたことを特徴とする工具の角状シャンク用チャック。
IPC (1件):
B23B31/107
FI (1件):
B23B31/107 B
Fターム (1件):
3C032AA07

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