特許
J-GLOBAL ID:200903009637533366

サーマルインクジェットペン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保田 千賀志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-196177
公開番号(公開出願番号):特開平8-039803
出願日: 1995年07月07日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【課題】 サーマルインクジェットペンの構造を最適化することにより、全てのノズルを最適なダンピング係数で動作させ、これによってインクの噴霧を少なくして、より均一な印刷を行なう。【解決手段】 個々のチャンバーを、インク補給スロットの端部から抵抗器までの距離に応じて、インク流路の限界寸法(インク供給チャネルへの入口の幅、インク供給チャネルの幅、インク供給チャネルの長さ、抵抗器からチャネルの終点開口部までの距離)のうちの少なくとも1つを変えることによって、最適に調整する。例えば、インク補給スロットに近いチャンバー22aは、遠いチャンバー22cに比べて、チャネルの開口を小さくする。あるいは、入口長LEの最長のチャンバー22cの幅WCは最大で、入口長の最短のチャンバー22aの幅は最小とする。これにより、全てのノズルへのインクの補給速度がほぼ同じになり、ペンのダンピングが改善される。
請求項(抜粋):
インク滴を印刷媒体に噴射するためのプリントヘッドを有するサーマルインクジェットペンであって、前記プリントヘッドは、(a)複数の抵抗要素、(b)複数のノズル、(c)複数のインク滴噴射チャンバー、(d)複数のインク供給チャネル、および(e)1つのインク補給スロットからなり、(a)の複数の抵抗要素は、インク溜めから供給されたインクを加熱してインク滴を生成し、(b)の複数のノズルは、前記のインク滴を噴射し、各々が1つの抵抗要素に対応しており、(c)の複数のインク滴噴射チャンバーは、各チャンバーがバリアによってその3つの側面が閉じられ、各チャンバーが抵抗要素を支持する床部を有しており、前記ノズルは該バリアによって該抵抗要素の上部に支持され、(d)の複数のインク供給チャネルは各チャネルがインク滴噴射チャンバーの1つにインクを供給し、各チャネルがいずれかの側に1対の突起部によって形成された入口を提供し、(e)の1つのインク補給スロットは、複数のインク供給チャネルと連動し、該スロットは端部からインク供給チャネルへの入口へのシェルフを提供する該端部によって形成されており、前記の複数の抵抗要素は、一定数の抵抗要素からなる複数の群に分割され、各々の抵抗要素は前記の端部から異なる距離で喰い違いに配置されており、ある群の中の各々のインク供給チャネルは異なる限界寸法値を有し、前記の限界寸法は、(1)前記のチャネルの前記の入口の幅、(2)前記のチャネルの幅、(3)前記のチャネルの長さ、および(4)前記の抵抗要素から前記のチャンバーの前記の第4の面への前記の入口までの距離、のうちから選択された少なくとも1つであり、前記の限界寸法は前記の端部からの前記の抵抗要素の距離に関係付けられていることを特徴とするサーマルインクジェットペン。

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