特許
J-GLOBAL ID:200903009662899189

(γ+α)2相域加熱脆化の少ないUOE鋼管用鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-307924
公開番号(公開出願番号):特開平5-148539
出願日: 1991年11月22日
公開日(公表日): 1993年06月15日
要約:
【要約】【目的】 原油や天然ガスを輸送するパイプラインの敷設において、フラッシュ・バット溶接を行い、次いで溶接継手部を高周波誘動加熱により、オーステナイト域に再加熱後水冷する処理が行われているが、(γ+α)域に部分的に加熱された鋼材部の靱性が著しく劣化する問題があった。【構成】 C:0.005 〜0.05%,Si:0.05〜1.0 %,Mn:1.2 〜 2.5%,Al:0.005 〜0.08%,Nb:0.01〜0.10%を主に含む鋼スラブを1050〜1250°Cの範囲に加熱後、(Ar3+150°C) 以上の再結晶γ域で30%以上の圧下を与え、続いて(Ar3+150°C) 未満〜Ar3 の未再結晶γ域で50%以上の圧下を与え、さらにAr3 未満〜(Ar3-60°C) の(γ+α)2相域で5〜50%の圧下を与え、その後20〜50°C/sの冷却速度で 650〜 400°Cの温度域まで加速冷却する。
請求項(抜粋):
重量比にて、C:0.005 〜0.05%,Si:0.05〜1.0 %,Mn:1.2 〜 2.5%,Al:0.005 〜0.08%,Nb:0.01〜0.10%を含有し、さらに必要によりV:0.01〜0.10%,Cu:1.0 %以下, Ni:1.0 %以下, Cr:0.5 %以下, Mo:0.5 %以下,Ti:0.005 〜 0.1%,Ca: 0.001〜 0.010%,REM: 0.001〜0.010%の1種又は2種以上を含有し、残部が鉄及び不可避的不純物よりなる鋼スラブを1050〜1250°Cの範囲に加熱後、(Ar3+150°C) 以上の再結晶γ域で30%以上の圧下を与え、続いて(Ar3+150°C) 未満〜Ar3 の未再結晶γ域で50%以上の圧下を与え、さらにAr3 未満〜(Ar3-60°C) の(γ+α)2相域で5〜50%の圧下を与え、その後20〜50°C/Sの冷却速度で 650〜 400°Cの温度域まで加速冷却することを特徴とする(γ+α)2相域加熱脆化の少ないUOE鋼管用鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C21D 8/10 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/38

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