特許
J-GLOBAL ID:200903009687276976

樹脂被覆金属板の製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 太田 明男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-070903
公開番号(公開出願番号):特開平10-309775
出願日: 1996年03月04日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 樹脂及び金属板の無駄を生じることなく樹脂被覆金属板を歩留りよく経済的に製造することができる方法及び装置を提供する。【解決手段】 フィルムの製膜と金属板へのラミネートを同一工程で行い工程の省略による経済効果と樹脂及び金属板の材料損失を極力抑制することによる経済効果の両効果を得て上記課題を達成するため、Tダイから押し出した固化樹脂フィルムの膜厚が安定するまで金属板にラミネートせず、フィルムのみを巻取っておき、膜厚が安定して初めて、加熱された金属板の表面にラミネートするようにした。この手段により不均一な厚みの固化樹脂フィルムを被覆した不良製品となる樹脂被覆金属板が発生せず、樹脂被覆金属板の歩留りを高めることができ、材料損失を減少できる。また、膜厚が安定するまで巻取った固化樹脂フィルムは再溶融することによってリサイクルでき、さらに材料(樹脂)損失を減少できる。
請求項(抜粋):
押し出し機を用いてTダイから流下させた溶融樹脂をフィルム形成冷却ロールを通過させることによって製膜した固化樹脂フィルムの厚みが、目的とする膜厚範囲内であることを確認するまで該固化樹脂フィルムを固化樹脂フィルム巻取装置で巻き取り、該固化樹脂フィルムの厚みが前記目的とする膜厚範囲内になったことを確認後、該固化樹脂フィルムを金属板巻戻しリールから連続的に巻戻され、所定温度に加熱された金属板の表面にラミネートロールを用いて圧着し、連続的にラミネートすることを特徴とする樹脂被覆金属板の製造方法。

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