特許
J-GLOBAL ID:200903009694139984

車両用制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-321972
公開番号(公開出願番号):特開平5-155324
出願日: 1991年12月05日
公開日(公表日): 1993年06月22日
要約:
【要約】【目的】 極力スリップ制御(ABS 制御)のシステム体系(ソフト、ハード)を活かしつつ、同制御と制動力差制御(ヨーレイトF/B 等)を共になし得る制動力制御システム全体として導入のし易い、両制御実行領域でも適切な制御の可能な装置を得る。【構成】 制動力差制御がヨーレイトF/B なら、ABS コントローラ40と例えばヨーレイトF/B ブレーキコントローラ41を設け、各コントローラからの減圧、保持、増圧の各信号を信号切換え回路42の判断回路に入力する。ここで各側からの各モード信号を比較し、いわゆるセレクトローの信号がABS アクチュエータ22に最終的に出力される。ABS コントローラは通常のABS の制御をそのまま実行していてよい。ABS のソフトは活かせ、制動力差制御は導入し易い。
請求項(抜粋):
車輪の制動液圧を減圧、保持、増圧の3つのモードで制御可能なアクチュエータを用いて制動力を制御する車両において、車輪スリップ量制御で用いるスリップ物理量を算出するスリップ物理量演算手段と、車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、前記スリップ物理量演算手段の出力に基づき車輪のスリップを所定範囲とするように制動液圧を制御するべく前記アクチュエータへの減圧、保持、増圧のいずれかの指令を発生する第1の指令発生手段を有して制動力の制御をする第1の制動力制御、及び前記旋回状態検出手段からの出力に応じて車両左右の制動力に差を生じさせ、車両挙動を所定の特性になるよう左右輪の制動液圧を制御するべくアクチュエータへの減圧、保持、増圧のいずれかの指令を発生する第1の指令発生手段を有して制動力の制御をする第2の制動力制御の各機能を含み、かつ、第1の制動力制御側での減圧、保持、増圧の発生指令と第2の制動力制御側での減圧、保持、増圧の発生指令を比較判断して選択するのに前記のモード単位をもってこれを行い、前記のアクチュエータに対する制御指令として減圧、保持、増圧のいずれか選択された指令を出力する手段をもつ制動力制御手段とを具備してなることを特徴とする車両用制動力制御装置。

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