特許
J-GLOBAL ID:200903009745549554

二価アルコールの成分濃度の分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大澤 斌 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-337370
公開番号(公開出願番号):特開平8-178842
出願日: 1994年12月26日
公開日(公表日): 1996年07月12日
要約:
【要約】【目的】 分析に要する時間が時間が短く、オンライン分析が可能な、二価アルコール、例えばエチレングリコールの成分濃度の分析を方法を提供する。【構成】 本発明方法は、組成物中の二価アルコールの成分濃度を分析する方法であって、(1)二価アルコールの成分濃度が異なる二価アルコールの成分濃度既知の複数個の試料について、(a)近赤外分光分析計を使用して、近赤外線領域の少なくとも1つの波長で近赤外吸光度を測定し、(b)波長と吸光度測定値との関係を表す数学的関数を求め、(c)上記数学的関数を個々の独立した変数として多重回帰解析法及び部分最小二乗解析法を含む統計学的処理のいずれかを行って、上記独立した変数に対する重み定数を決定して、近赤外分光分析計をキャリブレーションするキャリブレーション方程式を求め、(2)次いで、近赤外分光分析計を使用して、測定試料について、上記工程(a)及び(b)を実施し、更にキャリブレーション方程式に基づいて、測定試料の二価アルコール成分濃度を算出する。
請求項(抜粋):
フェノール類、二価アルコール及びアルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物、更に必要に応じて硫黄を反応させて得られる反応生成物及び中間生成物中の二価アルコールの成分濃度を分析する方法において、(1)相互に異なる、既知の二価アルコールの成分濃度を有する複数個の基準試料の各々について、(a)近赤外分光分析計を使用して、800〜2500nm帯域の少なくとも1つの波長の吸光度を測定し、(b)吸光度を独立変数とする二価アルコールの成分濃度の関数からなるキャリブレーション方程式について、各試料の二価アルコールの既知成分濃度と工程(a)で求めた各試料の吸光度とに基づいて、多重回帰解析法及び部分最小二乗解析法を含む統計学的処理のいずれかを行って、上記キャリブレーション方程式のオフセット定数及び独立変数に対する重み定数を決定して、近赤外分光分析計で測定した吸光度に基づき二価アルコールの成分濃度を算出するキャリブレーション方程式を確立し、(2)次いで、近赤外分光分析計を使用して、測定試料について上記工程(a)を実施し、更に吸光度測定値に基づきキャリブレーション方程式に従って測定試料の二価アルコール成分濃度を算出することを特徴とする二価アルコールの成分濃度の分析方法。

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