特許
J-GLOBAL ID:200903009751532272

内燃機関のクランク軸とカム軸との相対回転位置を無段階に変化させる装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-334175
公開番号(公開出願番号):特開平9-177518
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のクランク軸とカム軸との相対回転位置を無段階に変化させる装置において,複動油圧調節ピストンの圧力室を申し分なくシールし,組立が簡単であるようにし, シールを行う構造部分の制作費を安価にする。【解決手段】 しゅう動スリーブ7を半径方向で内側に向かってシールするために,外周面18でしゅう動スリーブの内周面19にシール作用をもって接触している環状に閉じられたシールディスク17が設けられている。このシールディスクは軸方向で,しゅう動スリーブから分離された2つの構造部分12・22の間に挿入されている。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランク軸と,シリンダヘッド内に配置されたカム軸との相対回転位置を無段階に変化させる装置であって,たわみ質媒介節を介してクランク軸によって駆動される駆動部材(2)と,円筒形に構成されたしゅう動スリーブ(7)とを有し,このしゅう動スリーブは,第1の歯(8・9)によって駆動部材(2)と,かつ第2の歯(10・11)によって被駆動部材(13)と,それぞれ形状結合されており,更に,しゅう動スリーブ(7)に固定されている複動油圧調節ピストン(6)を有し,この調節ピストンはケーシング(3)内で案内されていて,2つの圧力室(14・15)を軸方向で仕切っており,これらの圧力室は交互に圧力油供給部及び圧力油排出部に接続可能であり,これらの圧力室(14・15)相互間のシールが,円環形の調節ピストン(6)に,かつしゅう動スリーブ(7)と半径方向で内側の構造部分との間に,それぞれ設けられており,しゅう動スリーブ(7)と半径方向で内側の構造部分との間のシールのために,駆動部材(2)若しくは被駆動部材(13)に直接に結合されている構造部分の端面(20・21)の間にシール部材が挿入されている形式のものにおいて,しゅう動スリーブ(7)を半径方向で内側に向かってシールするために,外周面(18)でしゅう動スリーブ(7)の内周面(19)にシール作用をもって接触している環状に閉じられたシールディスク(17)が設けられており,このシールディスクは軸方向で,しゅう動スリーブ(7)から分離された2つの構造部分の間に挿入されていることを特徴とする,内燃機関のクランク軸とカム軸との相対回転位置を無段階に変化させる装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02F 11/00
FI (3件):
F01L 1/34 C ,  F01L 1/34 Z ,  F02F 11/00 Q

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