特許
J-GLOBAL ID:200903009801425731

車内騒音抑制システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-202249
公開番号(公開出願番号):特開2006-023588
出願日: 2004年07月08日
公開日(公表日): 2006年01月26日
要約:
【課題】 騒音に必要音が重畳されて車内側に到来する場合において、車内防音を効果的に図りつつも必要音は有効に聞き取ることができ、しかも、必要音の音源側インフラ整備等が不要であり、必要音の種別によらず効果を享受できる車内騒音抑制システムを提供する。【解決手段】 車内騒音抑制システム1Bは、車内に設けた能動的騒音抑制機構10において、エラー検出マイク11の入力波形と、必要音抽出フィルタ53からの入力波形との差分波形を演算し、適応フィルタ14のフィルタ係数を、該差分波形のレベルが縮小する方向に調整するようにした。これにより、必要音成分だけは騒音制御用波形に組み込まれなくなり、相殺されずに車内に取り込まれる。その結果、適応フィルタ14を通過したそれ以外の騒音成分は相殺されてレベルが低下し、結果として必要音成分を、減衰した騒音レベルに対して相対的に強調することができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
車内の騒音を抑制する騒音抑制手段と、 車内音又は車外音のうち、搭乗者が車内にて積極的に聞き取るべき予め種別の定められた必要音成分を、該車内音又は車外音から抽出する必要音抽出手段と、 抽出された必要音を、前記騒音抑制手段により抑制された騒音レベルに対し相対的に強調し、強調音として車内に取り込む必要車外音強調手段とを有し、 前記騒音抑制手段は、車内に侵入する騒音を検出する車内騒音検出マイクと、 前記車内騒音検出マイクが検出する騒音波形と逆位相の騒音制御用波形を合成する騒音制御用波形合成部と、 前記騒音制御用波形合成部からの前記騒音制御用波形を騒音制御用音波として出力する騒音制御用スピーカと、を有する能動的騒音制御機構を含み、 該能動的騒音制御機構は、前記騒音制御用音波が重畳後の前記車内音に含まれる消し残し騒音成分を検出するエラー検出マイクと、前記消し残し騒音のレベルが縮小する方向にフィルタ係数が調整される適応フィルタとを有し、 前記適応フィルタに前記車内騒音検出マイクが検出する車内音波形を通過させ、前記騒音制御用波形合成部は、前記車内音波形の該適応フィルタの通過成分を逆相変換して前記騒音制御用波形を合成するものであり、 前記必要音抽出手段は、前記車内音又は前記車外音から前記必要音成分を抽出する必要音抽出フィルタを有し、 前記能動的騒音制御機構は、前記エラー検出マイクの検出出力波形と、前記必要音抽出フィルタの通過波形との差分波形を演算する差分波形演算手段を有し、前記適応フィルタは、該差分波形のレベルが縮小する方向に前記フィルタ係数が調整されることを特徴とする車内騒音抑制システム。
IPC (3件):
G10K 11/178 ,  B60R 11/02 ,  H04R 3/00
FI (5件):
G10K11/16 H ,  B60R11/02 B ,  B60R11/02 M ,  B60R11/02 S ,  H04R3/00 320
Fターム (9件):
3D020BA02 ,  3D020BA10 ,  3D020BA11 ,  3D020BE03 ,  5D020AC05 ,  5D020AC10 ,  5D020BB07 ,  5D020BB09 ,  5D061FF02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平7-89400号公報

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