特許
J-GLOBAL ID:200903009821597113

ワイヤ放電加工方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-369416
公開番号(公開出願番号):特開2003-170316
出願日: 2001年12月04日
公開日(公表日): 2003年06月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 被加工物の板厚変化に基ずく加工面積の変化、加工液の噴射・噴流条件の変化に応じて加工条件を適合するように自動制御する方法及び装置。【解決手段】加工液噴射条件の種別毎に、被加工体の板厚に適合した板厚・加工条件データをメモリに記憶しておく。被加工体の異なる各板厚毎に、平均加工電圧に対する不良放電パルスの発生割合をメモリに記憶しておく。現に行われている加工からの検出加工送り速度と検出平均加工電流とから加工部分の板厚を求め、求めた板厚の平均加工電圧に対する不良放電パルスの発生割合のデータをメモリから読み出して加工液噴射条件を判別する。さらに該当する噴射条件の板厚・加工条件データをメモリから読み出し、前記求めた板厚に対応する加工条件に切り換え加工を継続する。以後に継続する加工においても、同様に加工液噴射条件の種別の特定および板厚を求め、該当する板厚の加工条件への切り換えを繰り返しながら加工する。
請求項(抜粋):
一対の間隔を置いて配置したガイド間にワイヤ電極を軸方向に更新送りせしめつつ前記軸方向と直角方向から被加工体を微小間隙を介して相対向せしめ、該間隙に被加工体の両側にワイヤ電極と同軸状に設けた加工液噴射ノズルから加工液をワイヤ電極に沿って加工間隙に噴流させた状態で、ワイヤ電極と被加工体間にパルス的な加工電圧を印加して繰り返し放電を発生せしめると共に、両者間に前記直角方向の平面上における相対的な送りを与えて加工するワイヤ放電加工方法において、前記一対の加工液噴射ノズルからの加工間隙への加工液噴射の態様を、当該加工部分の被加工体の板厚及び加工液噴射ノズルと被加工体被噴射面との離隔状態の違いによる噴射条件の違いとして複数種に分別し、この分別した加工液噴射条件の種別毎に、被加工体の異なる各板厚と該各板厚の被加工体の加工に適合した電気的加工条件を含む設定加工条件の組合わせからなる加工条件とを組とした板厚・加工条件データをメモリに記憶しておくと共に、前記被加工体の異なる各板厚毎に平均加工電圧と不良放電パルス発生割合のデータを加工液の噴射条件の分別種別毎に分別した平均加工電圧・不良放電パルス発生割合データとしてメモリに記憶しておき、現に行われている加工から所望のサンプリングタイム毎に加工送り速度と平均加工電流とを検出して被加工体の当該加工部分の板厚を求めると共に、平均加工電圧と不良放電パルス発生割合とを検出し、前記求めた被加工体の板厚に対応する前記記憶した板厚の平均加工電圧・不良放電パルス発生割合データを前記メモリから読み出し、前記検出した平均加工電圧に対する不良放電パルスの発生割合と照合することにより前記加工液噴射ノズルによる加工液噴射条件の種別を判別特定し、該特定した加工液噴射条件の板厚・加工条件データを前記メモリから読み出して、前記求めた板厚に符合する板厚の加工条件に加工条件を切換え設定して加工を継続させ、以後に継続する加工においても、所望に設定されたサンプリングタイム毎に、前記検出、照合判別、及び加工条件の切替え設定を繰り返すことを特徴とするワイヤ放電加工方法。
FI (2件):
B23H 7/02 S ,  B23H 7/02 B
Fターム (9件):
3C059AA01 ,  3C059AB05 ,  3C059CB02 ,  3C059CC01 ,  3C059CC02 ,  3C059CJ01 ,  3C059CK03 ,  3C059CL01 ,  3C059EE12

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