特許
J-GLOBAL ID:200903009848294546

基準局の擬似GPS信号送出システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260679
公開番号(公開出願番号):特開平7-113860
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】GPS時刻モニタ誤差が測距精度に影響しないようにする。【構成】モニタGPS受信機A1はアンテナA2を通じて各GPS衛星からのGPS信号を受信し衛星データを検出すると共に基準発振器A3からの基準クロックに同期したユーザクロックパルスに基づいて観測データを求める。データ処理装置A4は、ユーザクロックパルスに基づいて受信機A1で得られた衛星データ、観測データからシュードレンジ誤差値を算出すると共に、これらのデータについてフォーマット化を行って送信データを生成する。送信機A5はユーザクロックパルスに基づいてPNコードと送信データとを合成することで擬似GPS信号を生成し、基準クロックに同期した搬送波信号を変調し、その変調出力を電力増幅する。アンテナA6は特定の静止衛星に向けられ、擬似GPS信号を静止衛星を介してユーザGPS受信機に送出する。
請求項(抜粋):
地上に設置され、擬似GPS信号を送出することでGPS衛星の一つとして利用される基準局の擬似GPS信号送出システムにおいて、GPS衛星からの電波を捕捉するGPS受信アンテナと、このGPS受信アンテナを通じて各GPS衛星からのGPS信号を受信する受信部、受信したGPS信号から衛星データを検出する衛星データ検出部、基準クロックに同期したユーザクロックパルスを生成するパルス生成部、そのパルスに基づいて受信したGPS信号から観測データを求める観測データ演算部を備えるモニタGPS受信機と、このモニタGPS受信機で得られた衛星データ、観測データから送信元のGPS衛星と既知の受信点間の理論距離に対するシュードレンジ誤差値を算出する誤差データ算出部、これらのデータについて所定のデータフォーマット化を行って送信データを生成する送信データ生成部を備えるデータ処理装置と、スペクトラム拡散用のPNコードを前記ユーザクロックパルスに時刻同期させて発生するPNコード発生部、ここで生成されたPNコードと前記データ処理部からの送信データとを前記ユーザクロックパルスに基づいて合成することで擬似GPS信号を生成する擬似GPS信号生成部、前記基準クロックに同期した搬送波信号を生成する搬送波生成部、ここで生成された搬送波信号を前記擬似GPS信号で変調する変調器、この変調器の出力を電力増幅する電力増幅器を備える送信機と、前記送信機からの擬似GPS信号を任意の方向に向けて送出する送信アンテナとを具備し、前記送信アンテナから送出される擬似GPS信号を直接または特定の静止衛星を介してユーザGPS受信機に伝送するようにしたことを特徴とする基準局の擬似GPS信号送出システム。

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