特許
J-GLOBAL ID:200903009851258062

マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯阪 泰雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-245563
公開番号(公開出願番号):特開2002-059821
出願日: 2000年08月14日
公開日(公表日): 2002年02月26日
要約:
【要約】【課題】 カップシールの局部集中的な損傷発生を有効に防いで、シールの長寿命化を図り、耐久性に富むコンベンショナルタイプのマスタシリンダを提供すること。【解決手段】 カップシール8のベース部30の内径を、それに嵌まり合うピストン5の軸部5a外周との間に空隙s1が形成される大きさとするとともに、液圧発生室7の液圧を解放させる動作に伴って、シリンダ本体2に対するカップシール8の回動を誘発するないしはピストン5とカップシール8との接触圧を減じてカップシール8の回動許容を促進させる補助部として、ベース部30の背面側に、その円周方向に沿ってカップシール8の軸直線に対して傾斜する翼状面33を複数形成したり、ベース部背面をその内端側がピストン5のフランジ部5bから遠ざかるように傾斜させたり、ベース部背面に浅い環状溝を設けたりする。
請求項(抜粋):
シリンダ孔及びこのシリンダ孔の内周壁に開口を有し作動液リザーバに連絡されるリリーフポートを形成したシリンダ本体と、前記シリンダ孔に移動自在に挿入されてその内方に液圧発生室を区画するピストンと、このピストンのフランジ部に背面を支持されるベース部およびその前面から前記液圧発生室側に向かって延び前記シリンダ孔の内周壁に摺接する外側リップ部を有する環状のカップシールとを備え、前記ピストンの液圧発生室側への移動に応じて、前記外側リップ部が前記リリーフポートの開口を通過することにより、前記リリーフポートを介した前記液圧発生室と前記作動液リザーバとの連通を遮断するマスタシリンダにおいて、前記カップシールは、前記ベース部の内径をそれに嵌まり合う前記ピストンの軸部外周との間に空隙が形成される大きさとするとともに、前記ベース部および前記外側リップ部の外周部分以外の箇所に、前記液圧発生室の液圧を解放させる動作に伴って、前記シリンダ本体に対する当該カップシールの回動を誘発するないしは前記ピストンと当該カップシールとの接触圧を減じて当該カップシールの回動許容を促進させる補助部を形成されていることを特徴とするマスタシリンダ。
Fターム (4件):
3D047BB24 ,  3D047CC09 ,  3D047CC19 ,  3D047KK03

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