特許
J-GLOBAL ID:200903009877140540

免震構造物用減衰装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-106539
公開番号(公開出願番号):特開平10-246281
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【目的】 これまでに実現されている免震構法の中で、性能は優れているが大型構造物には適用が難しいとされている粘性体ダンパーの問題点を解決し、大容量で且つ許容変位に限界がなく大変位にも安定した性能を発揮できる粘性体ダンパーを実現する。それによって、非常に強い地震入力にも対応できる従来にない高性能の免震構造物を実現可能とする。【構成】 従来の粘性体ダンパーは免震建物用・制震建物用いずれも平面板の抵抗板を使用している。この抵抗板を円筒型とし、径の異なる複数の円筒型抵抗板の組み合わせとし、その間隙に粘性流体を充填する。一方の円筒型抵抗板は基礎もしくは支持構造体側に固定し、他方には歯車付き回転板を取付、これを免震構造物側と噛み合わせ、構造物の相対変位により、円筒型抵抗板に回転運動を起こさせて粘性抵抗力を発揮させる。また、免震構造物との連結方式には、回転円盤の歯車方式の他に回転円筒の周囲を巻いた紐状帯を利用する場合もある。
請求項(抜粋):
地盤若しくは地盤に連結された支持構造体と構造物の間に積層ゴム免震装置、すべり支承、転がり支承あるいは吊り下げ部材等を配置して地盤振動が直接伝達されないようにした免震構造物に設置するエネルギー吸収装置であり、少しずつ径の異なる2以上の円筒形部材が水平方向を円筒軸として僅かな隙間をもって組み合わされその隙間には粘性流体が充填されており、各円筒は一つおきに同一回転するように2組に一体化されており、2組の円筒の内、一方は地盤若しくは支持構造体側に固定されており、他方が構造物の水平移動によって回転するように歯車、摩擦接触もしくはケーブルあるいはチェーン等の紐状帯によって構造物と連結されていることを特徴とする構造物用減衰装置。
IPC (3件):
F16F 15/02 ,  E01D 19/04 101 ,  E04H 9/02 351
FI (3件):
F16F 15/02 F ,  E01D 19/04 101 ,  E04H 9/02 351

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