特許
J-GLOBAL ID:200903009893019122
自動二輪車用後輪ブレーキ圧制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-273384
公開番号(公開出願番号):特開平8-133041
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】マスタシリンダおよび後輪ブレーキ間を遮断し得るカット弁と、後輪ブレーキに通じる減圧室の容積を増大可能な減圧手段とがハウジングに設けられて成る自動二輪車用後輪ブレーキ圧制御装置において、組付け作業を容易とするとともにハウジングの加工工数低減を図る。【構成】ハウジング10には、同一形状で軸線を平行とした一対の収納孔111,112 と、マスタシリンダM2 に接続されるマスタシリンダ側接続路12と、後輪ブレーキBR に接続される後輪ブレーキ側接続路131 ,132 とが設けられ、マスタシリンダ側接続路12および後輪ブレーキ側接続路131 ,132 間に配設されるカット弁8の構成要素、ならびに後輪ブレーキ側接続路131 ,132 に通じる減圧室35を有する減圧手段9の構成要素が、両収納孔111 ,112 のいずれに収納されても機能を発揮するように構成される。
請求項(抜粋):
マスタシリンダ(M2 )および後輪ブレーキ(BR )間を遮断し得る液圧遮断手段(8)と、後輪ブレーキ(BR )に通じる減圧室(35)の容積を増大可能な減圧手段(9)とがハウジング(10)に設けられて成る自動二輪車用後輪ブレーキ圧制御装置において、ハウジング(10)には、一端を開放した大径孔部(14)、大径孔部(14)の他端に一端が同軸に連なる中径孔部(15)、ならびに中径孔部(15)の他端に段部(16)を介して同軸に連なるとともに他端が端壁(17)で閉じられる小径孔部(18)をそれぞれ有した同一形状で軸線を平行とした一対の収納孔(111 ,112 )と、マスタシリンダ(M2 )に接続されるとともに両大径孔部(14)の中間部に連なるマスタシリンダ側接続路(12)と、後輪ブレーキ(BR )に接続されて両小径孔部(18)に連なる後輪ブレーキ側接続路(131 ,132 )とが設けられ、液圧遮断手段(8)は、前記段部(16)に当接して中径孔部(15)の他端に嵌入されるカップ状のシート部材(20)と、マスタシリンダ側接続路(12)に通じる入力室(26)を前記シート部材(20)との間に形成して大径孔部(14)の一端側に液密に嵌合、固定される端壁部材(21)と、シート部材(20)に小径孔部(18)側から当接可能な環状の弁部(28)を有して小径孔部(18)内に移動可能に挿入されるとともに後輪ブレーキ側接続路(131 ,132)に通じる出力室(27)を小径孔部(18)の内面との間に形成する小径ピストン部(22a)ならびに小径ピストン部(22a)よりも大径にして前記端壁部材(21)に液密にかつ摺動自在に嵌合される大径ピストン部(22b)がそれらのピストン部(22a,22b)よりも小径にしてシート部材(20)を貫通する連結軸部(22c)を介して同軸に連設されて成るピストン(22)と、前記弁部(28)がシート部材(20)から離反する方向のばね力を発揮してピストン(22)および端壁部材(21)間に設けられる弁ばね(23)とを有して両収納孔(111 ,112 )の一方に収納されて成り、減圧手段(9)は、マスタシリンダ側接続路(12)に通じる環状室(34)を大径孔部(14)の内面との間に形成して大径孔部(14)および中径孔部(15)にそれぞれ液密にかつ摺動自在に嵌合される大径部(31a)および小径部(31b)が同軸に連設されて成るともに後輪ブレーキ側接続路(131 ,132 )に通じる減圧室(35)を小径孔部(18)の端壁(17)との間に形成する減圧ピストン(31)と、大径孔部(14)の一端側に嵌合、固定される受け部材(32)と、減圧室(35)の容積を縮小する側のばね力を発揮して減圧ピストン(31)および受け部材(32)間に設けられる減圧ばね(33)とを有して両収納孔(111,112 )の他方に収納されて成ることを特徴とする自動二輪車用後輪ブレーキ圧制御装置。
IPC (2件):
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