特許
J-GLOBAL ID:200903009897164674

符号分割多重伝送方式

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-200771
公開番号(公開出願番号):特開2000-354021
出願日: 1999年06月10日
公開日(公表日): 2000年12月19日
要約:
【要約】【課題】複数の拡散符号を用いて低速の情報信号を並列に多重して伝送を行う符号分割多重伝送方式において大容量化を図るために、使用する拡散符号間の相互干渉を低減でき、装置作成が軽微である拡散符号を考案する。【解決手段】M系列等のスペクトル拡散通信で用いられる拡散符号系列を用い、系列の時間的な最小単位をチップとし、その拡散符号系列に、まず1周期分の系列の前に同期ずれに対する許容チップ数分だけ巡回的に付加し、次に1周期分の系列の後に許容したい遅延波の最大遅延時間に相当するチップ数に伝送クロックにあわせるための冗長チップ分を加算したチップ数分巡回的に付加し、さらに巡回拡張した符号を許容したい遅延波の最大遅延時間に相当するチップ数だけ巡回シフトしたものを別の符号と見なす巡回拡張巡回シフト型符号を用いて符号分割多重伝送する。また、拡散前の送信情報信号をスクランブル化して伝送し受信側で復調後デスクランブルを行う。
請求項(抜粋):
複数の拡散符号を用いて低速の情報信号を並列に多重して伝送し、総合的に高速な情報信号の伝送を行う符号分割多重伝送方式において、使用する複数の拡散符号間の相互干渉を低減するため、基本拡散符号系列としてM系列を用い、系列の時間的な最小単位をチップとし、(a)そのM系列に対して、まず1周期分の系列の前に同期ずれに対する許容チップ数分だけ前方拡張チップ数として巡回的に付加し、次に当該符号の1周期分の系列の後に許容したい遅延波の最大遅延時間に相当するチップ数に伝送クロックにあわせるために使用する冗長チップ分を加算した後方拡張チップ数を巡回的に付加し、全体として符号長を巡回的に拡張する巡回拡張型拡散符号を用いる第1の手段と、(b)巡回拡張型拡散符号を許容したい遅延波の最大遅延時間に相当するチップ数だけ巡回シフトしたものを別の符号と見なし、この巡回拡張巡回シフト型符号を用いて符号分割多重伝送する第2の手段と、(c)送信情報信号をスクランブル化する第3の手段と、(d)受信側の拡散復調において、受信信号自身もしくは受信信号と拡散符号で同期をとる第4の手段と、(e)同期確立後、受信信号内に含まれる巡回拡張型拡散符号の冗長チップを省いた系列と拡張前の基本拡散符号の1周期分を用いて相関受信を行う第5の手段と、(e)受信データを復調後、復調データをデスクランブルすることを行う第6の手段と、を用いることを特徴とする符号分割多重伝送方式。
Fターム (3件):
5K022EE02 ,  5K022EE22 ,  5K022EE25

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