特許
J-GLOBAL ID:200903009899235420

触媒の劣化判定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-271203
公開番号(公開出願番号):特開平5-106493
出願日: 1991年10月18日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 触媒のO2 ストレージ能力の特性を考慮して正確な触媒の劣化判定を行う。【構成】 空燃比制御手段M1が空燃比をリーン側に変化させた時点から、下流側O2 センサRSの出力がリッチからリーンに反転するまでの時間TLを第1の時間計測手段M2で計測するとともに、空燃比をリッチ側に変化させた時点から、下流側O2 センサRSの出力がリーンからリッチに反転するまでの時間TRを第2の時間計測手段M2で計測し、触媒劣化判別手段M4は前記時間TLとTRの平均値が所定時間よりも短くなったときに触媒の劣化判定を行う。前記時間TL,TRをTL→TRの順に連続して計測することにより、触媒がO2 およびNOX を吸着する時間とCOおよびHCを吸着する時間の両方が適切に考慮されるため、触媒のO2 ストレージ能力の精密に検出して正確な触媒の劣化判定を行うことができる。
請求項(抜粋):
触媒(C)を排気系に配したエンジン(E)の排気浄化システムにおいて、触媒(C)の上流側の排気通路に設けられ、エンジン(E)の空燃比を検出する上流側O2 センサ(FS)と、触媒の(C)下流側の排気通路に設けられ、エンジン(E)の空燃比を検出する下流側O2 センサ(RS)と、上流側O2 センサ(FS)および下流側O2 センサ(RS)の少なくとも一方の出力(FVO2,RVO2)に応じてエンジン(E)の空燃比を調整する空燃比調整手段(M1)と、空燃比調整手段(M1)が空燃比を理論空燃比に対してリッチ側からリーン側に変化させた時から、下流側O2 センサ(RS)の出力(RVO2)が理論空燃比に対してリッチからリーンに反転するまでの時間(TL)を計測する第1の時間計測手段(M2)と、空燃比調整手段(M1)が空燃比を理論空燃比に対してリーン側からリッチ側に変化させた時から、下流側O2 センサ(RS)の出力(RVO2)が理論空燃比に対してリーンからリッチに反転するまでの時間(TR)を計測する第2の時間計測手段(M3)と、それら計測された時間(TL,TR)の和もしくは平均が所定時間以下の時に触媒(C)が劣化したと判別する触媒劣化判別手段(M4)と、を備えた触媒の劣化判定装置において、前記触媒劣化判別手段(M4)が、第1の時間計測手段(M2)が計測した時間(TL)と、その時間(TL)に引き続いて第2の時間計測手段(M3)が計測した時間(TR)との和もしくは平均に基づいて触媒(C)の劣化判別を行うように構成されたことを特徴とする、触媒の劣化判定装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-207159
  • 特開平2-310453

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