特許
J-GLOBAL ID:200903009913518880

焼付硬化性と非時効性とに優れた冷延鋼板あるいは溶融亜鉛メッキ冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-265144
公開番号(公開出願番号):特開平6-116650
出願日: 1992年10月02日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、焼付硬化性と非時効性の良好な冷延鋼板および溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法を提供する。【構成】 Ti,Nbのうち1種類以上を含有する極低炭素鋼をベースにMnやCrを積極的に添加すること、および焼鈍後の冷却速度を制御することにより焼鈍後の組織を低温変態生成物単相組織とする。これにより降伏強度は低く、著しく加工硬化し、高い塗装焼付硬化能を併せ持ち、平均r値(深絞り特性)や伸び(張出特性)などの加工性にも優れる鋼板を得ることができる。特に塗装焼付硬化能に関しては、10kgf/mm2 程度までの高いBH量を必要に応じて付与することができ、かつ常温非時効性を兼ね備えた冷延鋼板あるいは溶融亜鉛メッキ冷延鋼板を製造することが可能である。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.0005〜0.0070%、Si:0.001〜0.8%、Mn:0.6〜4.0%、P :0.003〜0.15%、S :0.0010〜0.015%、Al:0.005〜0.1%、N :0.0003〜0.0060%、さらに、Ti:0.003〜0.1%およびNb:0.003〜0.1%のうち、一種類以上、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有するスラブを(Ar3 -100)°C以上の温度で熱間圧延の仕上げを行い、室温から750°Cの温度で巻取り、60%以上の圧延率で冷間圧延を行い、連続焼鈍における焼鈍温度をAe3 変態点以上とし、焼鈍温度から(Ar1 -50°C)〜(Ar1 +50°C)までの温度域を平均冷却速度30°C/s以上とし、低温変態生成物単相組織をを有することを特徴とする焼付硬化性と成形性とに優れた冷延鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C23C 2/02 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/40 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/32

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