特許
J-GLOBAL ID:200903009992547149

高分子アクチュエータの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 工業技術院大阪工業技術研究所長 (外1名) ,  鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-039121
公開番号(公開出願番号):特開平11-235064
出願日: 1998年02月20日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 変位量が大きく、構造が簡単で、小型化が容易であり、かつ応答が速く、柔軟である高分子アクチュエータの製造方法を提供する。【解決手段】 イオン交換樹脂成形品と、該イオン交換樹脂成形品の表面に相互に絶縁状態で形成された電極とからなり、該イオン交換樹脂成形品の含水状態において、前記イオン交換樹脂成形品に電位差をかけて、イオン交換樹脂成形品に湾曲および変形を生じさせる高分子アクチュエータを製造する方法であって、下記の工程、すなわち、?@イオン交換樹脂成形品に、金属錯体を水溶液中で吸着させる工程(吸着工程)、?Aイオン交換樹脂成形品に吸着した金属錯体を、還元剤により還元して、前記イオン交換樹脂成形品表面に金属を析出させる工程(析出工程)、?B金属が析出したイオン交換樹脂成形品を洗浄する工程(洗浄工程)を含み、上記?@〜?Bの工程を繰り返すことによりイオン交換樹脂成形品表面またはイオン交換樹脂成形品内部に金属電極を形成する。
請求項(抜粋):
イオン交換樹脂成形品と、該イオン交換樹脂成形品の表面に相互に絶縁状態で形成された金属電極とを備え、前記イオン交換樹脂成形品の含水状態において、前記金属電極間に電位差をかけて、イオン交換樹脂成形品に湾曲および変形を生じさせることによりアクチュエータとして機能する高分子アクチュエータを製造する方法であって、下記の工程、すなわち、(i)イオン交換樹脂成形品に、金属錯体を水溶液中で吸着させる工程(吸着工程)、(ii)イオン交換樹脂成形品に吸着した金属錯体を、還元剤により還元して、前記イオン交換樹脂成形品表面に金属を析出させる工程(析出工程)、(iii)金属が析出したイオン交換樹脂成形品を洗浄する工程(洗浄工程)を繰り返し実施することによりイオン交換樹脂成形品表面またはイオン交換樹脂成形品内部まで金属電極を形成することを特徴とする高分子アクチュエータの製造方法。

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