特許
J-GLOBAL ID:200903009998821099

擬似移動層による分離方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-217535
公開番号(公開出願番号):特開平7-068101
出願日: 1993年09月01日
公開日(公表日): 1995年03月14日
要約:
【要約】【目的】 擬似移動層装置により高純度に目的成分を回収することを可能とする。【構成】 吸着能力に差のある吸着材が充填されている複数のカラムで流体の循環系を構成させ、原液,溶離液の供給位置、収着物質と非収着物質の抜出し位置を切換える擬似移動層を用いて、溶離液供給位置から収着物質抜出位置まで収着物質の脱離帯域、同抜出位置から原液供給位置までの収着物質の濃縮帯域、同供給位置から非収着物質抜出位置までの収着物質の吸着帯域、同抜出位置から溶離液供給位置までの非収着物質の回収帯域、の四つのゾーンを上流より上記順序で形成させ、流体を循環させながら供給位置および抜出位置を間欠的に下流方向に移動させる擬似移動層による分離法において、上記位置の切換時に回収帯域のカラム内に存在する液が、上流から供給される液で該カラムから押し出される時又はその前に次ぎの位置切換を行なう。
請求項(抜粋):
原液中に含まれる2以上の物質に対する吸着能力に差のある吸着材が充填されているカラムの複数を、各カラムの後端を流体通路を介してこれに続くカラムの前端に順次結合することで全体として流体の循環系を構成させ、該循環系の定められた夫々の位置から原液及び溶離液を別々に供給し、かつ同様に定められた夫々の位置から上記物質のうちの吸着材に対する吸着力が大きな収着物質と吸着力の小さな非収着物質を別々に抜出すようにした擬似移動層を用い、上記溶離液供給位置から収着物質抜出位置までの収着物質の脱離帯域、同抜出位置から原液供給位置までの収着物質の濃縮帯域、同供給位置から非収着物質抜出位置までの収着物質の吸着帯域、同抜出位置から溶離液供給位置までの非収着物質の回収帯域、の四つのゾーンを上流より上記順序で形成させ、流体を該循環系内に循環させながら、カラムに対する上記液の供給位置および上記液の抜出位置の各位置を間欠的に一カラムづつ下流方向に切換移動させる擬似移動層による分離法において、上記液の供給位置および液の抜出位置の各位置を切換える時点を、切換時に回収帯域のカラム内に存在している液が、該カラムの上流側より供給される液で該カラムから押し出される時点又はそれよりも前の時点となるように設定して操作することを特徴とする擬似移動層による分離方法。
IPC (2件):
B01D 15/00 101 ,  G01N 30/44
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-067000
  • 特開平4-211021

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