特許
J-GLOBAL ID:200903010035387103

タスク制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-211975
公開番号(公開出願番号):特開平9-062517
出願日: 1995年08月21日
公開日(公表日): 1997年03月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、マルチタスクシステムにおいてタスクを制御するための装置に関するもので、RAMの少ない組み込み型マイコンシステムにおいても、小粒度のタスク制御を行なうことが可能なタスク制御装置を提供することを目的とする。【構成】 実行手段104は、送信元タスクのタスク制御テーブル102にスタックポインタなどのコンテキスト情報をセーブし、スタック操作手段105がスタックポインタを送信元タスクのメッセージ受信処理が使用していたスタックを継続して使用できるように設定し、送信先タスクのメッセージ受信処理を実行する。
請求項(抜粋):
並行もしくは並列に動作するタスク間で共有するスタックと、タスクごとに保持する、少なくとも、タスク識別子とスタックポインタなどのコンテキスト情報を保持するタスク制御テーブルと、少なくとも、送信先タスク識別情報と、送信先プログラム識別情報と、送信を同期で行なうか非同期で行なうかを識別するタイミング情報からなるメッセージパケットの、送信先タスク識別情報と送信先プログラム識別情報から送信先タスクの送信先プログラムを特定し、タイミング情報が同期である場合には、送信元タスクのタスク制御テーブルにコンテキスト情報をセーブし、タイミング情報にかかわらず、送信先タスクの送信先プログラムを実行する実行手段と、実行手段が送信先タスクの送信先プログラムを実行する前に起動され、タイミング情報が同期である場合には、スタックポインタを送信元タスクの送信元プログラムが使用したスタックを継続して使用できるように更新し、非同期である場合には、スタックポインタを初期化するスタック操作手段と、メッセージ到着順等のスケジューリング順序をもとに、メッセージパケットの待ち行列を管理し、待ち行列からメッセージパケットを外す場合に実行手段を起動する管理手段と、タスクがプログラム実行中にメッセージ送信命令を発行した場合にメッセージパケットを作成し、このメッセージパケットのタイミング情報が非同期の場合に管理手段を起動して待ち行列に繋ぎ、同期の場合に実行手段を起動する送信手段と、タスクがプログラム実行中にプログラム完了命令を発行した場合に、完了待ちがあれば最新の完了待ちタスクのタスク制御テーブルからコンテキスト情報をリカバしてこのタスクを再実行し、完了待ちがなければ管理手段を起動してメッセージパケットを待ち行列から外す完了手段とを備えたことを特徴とするタスク制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-056735
  • 特開平3-185538

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