特許
J-GLOBAL ID:200903010080049693

逆平方根演算器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-173527
公開番号(公開出願番号):特開平11-024893
出願日: 1997年06月30日
公開日(公表日): 1999年01月29日
要約:
【要約】【課題】逆平方根の演算に要するサイクル数を短縮する。【解決手段】マージ回路16はデータXの上位のu桁の下位側に値1のビットを付加して修正上位ビット部分Uを生成する。補正回路1はビットXu+1 をそのまま出力し、Xu+1..Xl を反転し、マージ回路15は補正回路1の出力Yu+1..Xl とXの上位u桁とをマージし、差分データ(U-L/2)を表すl桁のデータを生成する。ここで、L=X-Uであり、修正下位ビット部分である。参照テーブル14はビットXu..Xmに対する、3×L×L/8の近似値を出力する。演算器2により以上の3つのデータに対する積和演算が実行される。その後参照テーブル13は被演算数データXの上位u桁に対する関数 1/(U×U×√U)の近似値を供給し、セレクタ12はレジスタ5内の先の演算結果を選択し、セレクタ22は定数0を選択し、2回目の積和演算が実行され、逆平方根が得られる。
請求項(抜粋):
積和演算器と、被演算数データXの小数点以下の部分の上位ビット部分にその部分より1ビット下位に値1の1ビットをマージして修正上位ビット部分Uを生成する第1のマージ回路と、上記データXの下位ビット部分と上記上位ビット部分とから、上記修正上位ビット部分Uと上記被演算数データXの修正下位側ビット部分Lの半分との差を表す差分データ(U-L/2)を生成する差分データ生成回路と、上記データXの下位ビット側の一部を入力とし、関数3×L×L/8の近似値データを供給する参照テーブルと、上記データXの上記上位ビット部分を入力とし、関数U×U×√Uの近似値データを出力する他の参照テーブルとを有し、上記修正下位側ビット部分Lは、上記データXと上記修正上位ビット部分Uとの差であり、上記積和演算器は、上記第1、2のマージ回路から供給された上記二つのデータの積に上記参照テーブルより与えられたデータを加算し、その後その積和演算の結果データと上記他の参照テーブルにより供給されるデータとの積を、上記データXの逆平方根に対する近似値データとして算出する逆平方根演算器。

前のページに戻る