特許
J-GLOBAL ID:200903010090922379

膨張可能な吸収材料で形成された、水性の体液用のスリットを備えた吸収体部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-502829
公開番号(公開出願番号):特表平8-511724
出願日: 1994年05月26日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】本願は、流体で湿潤されるまで比較的薄いままの吸収体材料で形成された吸収体部材でスリットを備えた領域を使用することに関する。適当な材料には、現在好ましいとされる種々のポリマーフォーム材料が含まれる。スリットを備えた領域を備えた単層の又は多層の吸収体部材、並びに流体の初期捕捉を高めるための予備成形したカップ形状のスリットの使用を開示する。このようなスリットを備えた領域を平面膨張特性と組み合わせることによって、吸収体部材は、種々の流体装入条件に動的に応答できる有用な構造を提供する。吸収体部材の平面内で少なくとも一方向に潜在的膨張力を持つ吸収体材料にスリットを備えた領域を組み合わせることによって、スリットを備えた領域を吸収体部材の外に曲げ及び/又は変形させ、これによって、スリットを備えた表面を互いに関して角度的に及び/又は並進的に移動させる。これによって、スリットを備えた表面が来入流体に対して更に大きく露呈され、捕捉力を改善する。予備成形したカップ形状のスリットを使用することにより、吸収体部材は水性の体液をより迅速に捕捉し吸収でき、また、このような形状のスリットは、水分の多い糞便即ち軟液状糞便粘度の高い流体及び/又は血液、月経、又は傷口からの流体のような粒状物の濃度が高い流体を包含してこれを脱水する上で特に有用である。
請求項(抜粋):
周囲領域及び該周囲領域と隣接しており且つ前記周囲領域によって横方向が取り囲まれた排出領域を有する吸収体部材において、(a) 水性の体液と接触するとこれを吸収して膨張する吸収体材料でできた少なくとも一つの層であって、前記吸収体材料は、相互連結された開放空間からなる親水性の可撓性構造を有し、前記少なくとも一つの層は上面及び下面を有し、前記上面及び前記下面は、平面方向及びこの平面方向に対して垂直な方向を構成し、前記吸収体材料は、前記平面方向内の少なくとも一方向に膨張自在である、層と、(b) 前記少なくとも一つの層を少なくとも部分的に貫通した少なくとも一つのスリットを有する少なくとも一つのスリットを備えた領域であって、前記少なくとも一つのスリットは、前記水性の体液が前記排出領域に導入されたときに互いに関して変位可能な少なくとも二つのスリット表面を有する、スリットを備えた領域とを有し、 前記水性の体液が前記排出領域に導入されたとき、前記少なくとも一つのスリットを備えた領域の少なくとも一部が前記少なくとも一つの層の包囲領域よりも迅速に且つ大きく膨張し、前記少なくとも一つのスリットを備えた領域の少なくとも一部が前記垂直方向に変形し、曲がり、かくして前記少なくとも一つのスリットを開き、前記少なくとも二つのスリット表面を、更に迅速な捕捉のため前記水性の体液に対して露呈する、吸収体部材。
IPC (4件):
B01J 20/26 ,  A61F 5/44 ,  A61F 13/15 ,  A61F 13/46
FI (4件):
B01J 20/26 H ,  A61F 5/44 H ,  A41B 13/02 D ,  A61F 13/18 307 C

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