特許
J-GLOBAL ID:200903010099915324

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 康夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-026698
公開番号(公開出願番号):特開2000-227471
出願日: 1999年02月03日
公開日(公表日): 2000年08月15日
要約:
【要約】【課題】広帯域チャープ信号をビーム方向が周波数により変化する空中線により送受信することによる角度計測精度の劣化を防止する。【解決手段】空中線1の周波数変位によるビーム指向方向のずれが、ビーム幅に比べ十分小さくなるような帯域幅をdFとする。分割チャープ信号発生部4は、所望の距離分解能が得られる帯域幅ΔFのチャープ信号を、帯域幅がdFより小さいn個のチャープ信号に時間軸上で分割し1パルスづつ出力する。この結果ビーム指向方向の有害なずれが生じない。一方、受信側では、信号記録部9に入力された各分割受信チャープ信号を、それぞれ所定の時間遅延した上で信号加算部10で加算することにより、等価的に帯域幅ΔFの受信チャープ信号が得られ、空中線のビーム特性による角度計測精度の劣化を生じることなく所望の距離分解能が得られる。
請求項(抜粋):
帯域幅ΔF、パルス幅τのチャープ信号を、帯域幅がそれぞれΔF1、ΔF2、...、ΔFn(但しΔF1+ΔF2+...+ΔFn=ΔF、ΔF0=0)であり、i番目(1≦i≦n)のチャープ信号の中心周波数fiがfi=-ΔF/2+ΔF1+ΔF2+...+ΔFi-1+ΔFi/2であり、パルス幅がそれぞれτ1、τ2、...、τn(但しτ12+...+τn=τ、τ0=0)となるように時間軸上でn個に分割し、2R0/Cの時間間隔(但しR0はレーダ装置の最大探知距離、Cは光速)で順次出力する分割チャープ信号発生手段と、ローカル信号を発生するローカル信号発生手段と、前記n個の分割されたチャープ信号と前記ローカル信号を混合してn個の分割送信チャープ信号を発生する手段と、前記n個の分割送信チャープ信号を増幅する増幅手段と、前記n個の分割送信チャープ信号のそれぞれの中心周波数に応じてビームが所望の方向に指向するように制御される空中線と、前記空中線で受信されたn個の受信チャープ信号を増幅する手段と、増幅された前記n個の受信チャープ信号と前記ローカル信号を混合し位相検波を行うことにより、前記n個の分割チャープ信号を復調する手段と、前記復調されたn個の分割チャープ信号をディジタル信号に変換する手段と、ディジタル信号に変換された前記n個の分割チャープ信号を入力し、i番目(1≦i≦n)の分割チャープ信号に対しTi12+...+τi-1だけ時間遅延させて記録する信号遅延、記録手段と、前記時間遅延処理されたn個の分割チャープ信号を加算する信号加算手段と、前記信号加算手段の出力に対し帯域幅ΔFなる参照信号を用いてパルス圧縮処理を行うパルス圧縮手段と、を有することを特徴とするレーダ装置。
Fターム (7件):
5J070AB08 ,  5J070AC02 ,  5J070AC11 ,  5J070AD01 ,  5J070AH26 ,  5J070AH31 ,  5J070AK22

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