特許
J-GLOBAL ID:200903010121534119

シリコーン複合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-262970
公開番号(公開出願番号):特開平5-069512
出願日: 1991年09月13日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】【構成】 シリコーンゲルからなる基相とその表面に形成されたシリコーンエラストマーまたはシリコーンレジンからなる表面層とからなるシリコーン複合体の製造方法であって、硬化してゲル状の硬化物になるシリコーン組成物(A) からなる相を設ける工程、該相の表面に、前記組成物(A) と非相溶性を有する、硬化してエラストマー状もしくはレジン状の硬化物になるシリコーン組成物(B) からなる層を設ける工程、および組成物(A) からなる相と組成物(B) からなる層とを同時に硬化させる工程を有してなる製造方法。【効果】 相対的に高い硬度、高い強度、高い耐溶剤性等を有し、硬度と厚さの調節が容易な表面保護層、および相対的に低い硬度、低い強度、高い耐溶剤性、粘着性等を有する応力緩和層からなる複合体を1回の硬化処理で製造することができる。
請求項(抜粋):
シリコーンゲルからなる基相とその表面に形成されたシリコーンエラストマーまたはシリコーンレジンからなる表面層とからなるシリコーン複合体の製造方法であって、(a-1) 1分子中に含有されるケイ素原子に結合した全有機基のうち平均 0.025モル%以上がアルケニル基であり、該アルケニル基を除く少くとも2種の有機基がそれぞれ10モル%以上であり、かつ25°Cにおける粘度が50〜100,000 cPの範囲にある、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を平均 0.1〜2個有するオルガノポリシロキサン、(a-2) ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に1〜50個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであって、該水素原子の数が前記オルガノポリシロキサン(a-1) 中のケイ素原子に結合したアルケニル基1個当たり 0.3〜2.0 個になるように配合されるもの、および(a-3) 付加反応触媒を含有してなり、硬化してゲル状の硬化物になる硬化性シリコーン組成物(A) からなる相を設ける工程、該相の表面に、(b-1) 1分子中に含有されるケイ素原子に結合した全有機基のうち平均0.05モル%以上がアルケニル基であり、かつ25°Cにおける粘度が50〜100,000 cPの範囲にあり、かつ前記オルガノポリシロキサン(a-1) 中のケイ素原子に結合した全有機基のうち10モル%以上含有される有機基を含有しない、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサン、(b-2) ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に5〜100 個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであって、該水素原子の数が前記オルガノポリシロキサン(b-1) 中のケイ素原子に結合したアルケニル基1個当たり 0.3〜2.0 個になるように配合されるもの、および(b-3) 付加反応触媒、を含有する、硬化してエラストマー状またはレジン状になる硬化性シリコーン組成物からなる層を設ける工程、および、前記組成物(A) からなる相および組成物(B) からなる層を同時に硬化に供する工程を有してなる製造方法。
IPC (2件):
B32B 25/08 ,  B32B 27/00 101

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