特許

J-GLOBAL ID：200903010143806830

ブロツク共重合体組成物

発明者： エマニユエル・ランザ ,  ジヤン・エム・エム・ジー・ナボ ,  ミシエル・ドムリ
出願人/特許権者： フイナ・リサーチ・ソシエテ・アノニム
代理人 (1件)： 小田島 平吉
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-324821
公開番号（公開出願番号）：特開平9-286834
出願日： 1987年12月02日
公開日（公表日）： 1997年11月04日
要約：

【要約】【課題】 優れた機械的性質を呈するブロック共重合体組成物を開発する。【解決手段】 S1なる芳香族系ビニル均質重合体ブロック、B1なる共役ジエン均質重合体ブロック、B/Sなる共役ジエンと芳香族系ビニルとのランダム共重合体ブロック及びS2なる芳香族系ビニル均質重合体ブロックを含み且つ60〜95%の芳香族系ビニル単量体及び40〜5%の共役ジエン単量体よりなるブロック共重合体[I]の10〜90重量%と、ポリスチレンのような熱可塑性重合体[II]の90〜10重量%とから構成される組成物が提供される。

請求項（抜粋）：

溶剤媒体中における陰イオンブロック重合法により(1) 分子量5,000ないし50,000を有し、S1と称される芳香族系ビニル均質重合体を、S1として必要な分子量に基づいて、芳香族系ビニル単量体の重合を開始するために適当な量の有機リチウム触媒の存在において重合させること、(2) S1セグメントに連結した3,000ないし30,000の間の分子量を有するB1と称する共役ジエン均質重合体を重合させること、(3) 10,000ないし100,000の間の分子量を有するB/Sと称するランダム共重合体を生じるのに充分な量の芳香族系ビニル単量体及び共役ジエン単量体を反応媒体中に導入し、B1セグメントに連結して重合させること、(4) 10,000ないし150,000の間の分子量であって且つS1セグメントの少なくとも2倍に対応する分子量を有するS2と称する均質重合体を生成させるために芳香族系ビニル単量体を導入し、このセグメントをB/Sセグメントに連結して重合させること、及び(5) こうして生成したブロック共重合体S1-B1-B/S-S2を収集すること、から成る方法に従って製造された、60ないし95%の芳香族系ビニル単量体及び5ないし40%の共役ジエン単量体よりなる透明な線状ブロック共重合体の10ないし90重量%、及びクリスタルポリスチレン、ポリオレフィン、スチレン-メチルメタクリレート、スチレン-無水マレイン酸及びスチレン-アクリロニトリル共重合体より選択された重合体の90ないし10重量%、から構成された混合物であることを特徴とする重合体組成物。