特許
J-GLOBAL ID:200903010147507306

石油系燃焼灰の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-123861
公開番号(公開出願番号):特開平10-317071
出願日: 1997年05月14日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 石油系燃料の燃焼灰から経済的にバナジウムを回収する。また、バナジウムを回収した残りの成分を効率よく処理する。【解決手段】 燃焼灰を水溶液に酸及びまたは還元剤を加えて溶解させた後、pHを6前後に上げて水酸化物を沈殿させ、バナジウムとニッケルをスラリ中の他の成分と分離し、次に分離した沈殿物を濃縮させた後pH6〜9において加熱し空気を吹き込むことにより酸化処理し、更にpH5〜7(好ましくは6)にしてメタバナジン酸アンモニウムを沈殿させる。特に空気を用いて酸化する場合、濃縮したスラリの攪拌を良くするため酸化用の空気を塔下部から供給して酸化すること、及びスラリを濃縮してバナジウムの濃度を高めることが重要となる。また、バナジウムを回収したあとの液に消石灰を加えてpHを上げ、これを加熱してアンモニアを回収した後、残りの溶液中の硫酸塩をすべて石膏として沈殿させてこのスラリ液を脱硫塔に供給する。
請求項(抜粋):
石油系燃料を使用するボイラ等の排ガス流路内に設置された集塵機で捕集された燃焼灰を水溶液に溶解させてスラリとし、必要に応じて酸及びまたは還元剤を添加して燃焼灰を溶解処理し、不溶解物を分離除去した後の溶液から、バナジウムを分離する石油系燃焼灰の処理方法において、前記不溶解物を分離除去した後の溶液に、アルカリを加えてpHを6以上に調整してバナジウムとニッケルを水酸化物として沈殿させ、沈殿物を濃縮分離して高濃度のスラリ液としてバナジウム及びニッケルを回収することを特徴とする石油系燃焼灰の処理方法。
IPC (7件):
C22B 7/02 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C01G 31/00 ,  C22B 3/44 ,  C22B 23/00 ,  C22B 34/22
FI (7件):
C22B 7/02 B ,  C01G 31/00 ,  C22B 34/22 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 304 G ,  C22B 3/00 Q ,  C22B 23/04
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭61-171583
  • 特開昭60-019086
  • 特開昭50-009570
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-171583
  • 特開昭60-019086
  • 特開昭50-009570

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