特許

J-GLOBAL ID：200903010164144268

フッ素含有樹脂の燃焼方法

発明者： 今給黎 義之 ,  重田 忠男 ,  栗原 敏昭 ,  新小田 照夫
出願人/特許権者： 日鉄化工機株式会社 ,  旭硝子株式会社
代理人 (1件)： 伊東 彰
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-062401
公開番号（公開出願番号）：特開平6-241433
出願日： 1993年02月12日
公開日（公表日）： 1994年08月30日
要約：

【要約】【目的】 含フッ素樹脂の単独或は混合物は勿論、難燃性含塩素ポリマーの単独或は混合物等を併せて含有する固体状廃棄物を、コンパクトな焼却装置を用い燃焼反応によって殆ど完全かつ無公害的にガス化減容する方法を提供する。【構成】 固体状廃棄物を燃焼分解する方法において、必要に応じて添加する補助燃料との総合的理論火炎温度を1600°C以上に保ち、該固体状廃棄物装入口付近における同じく総合的燃焼負荷を500万kcal/m3/h以上の高負荷燃焼帯に保ち、且つ該補助燃料及び/又は水分中の水素原子並びに該固体状廃棄物が水素原子を含有する場合はその水素原子全水素原子の量Hモルと全フッ素原子の量Fモルと、全塩素原子の量Clモルとの相互間のモル比H/(F+mCl)(ここでmは2〜5の実数である)を1.05以上に保持しつつ、総合的酸素率1.1以上、残余の燃焼帯に於ける滞留時間0.2秒ないし10秒、燃焼温度1000°Cないし1600°Cの条件において旋回気流中で浮遊燃焼させる事を特徴とするフッ素含有樹脂の燃焼方法。

請求項（抜粋）：

フッ素含有樹脂あるいはフッ素・塩素含有樹脂の少なくとも一種を含有し、或は更に塩素を含有する樹脂をも同時に含有する固体状廃棄物を酸素含有ガスを用いて燃焼分解する方法において、該固体状廃棄物と必要に応じて添加する補助燃料との総合的理論火炎温度を1600°C以上に保ち、該固体状廃棄物装入口付近における同じく総合的燃焼負荷を500万Kcal/m3/h以上の高負荷燃焼帯に保ち、且つ該補助燃料及び/又は水分中の水素原子並びに該固体状廃棄物が水素原子を含有する場合は、その水素原子も含めた全水素原子の量Hモルと、全フッ素原子の量Fモルと、全塩素原子量C1モルとの相互間のモル比H/(F+mC1)(ここでmは2〜5の実数である)を1.05以上に保持しつつ、総合的酸素率1.1以上、残余の燃焼帯に於る滞留時間0.2秒ないし10秒、燃焼温度1000°Cないし1600°Cの条件において旋回気流中で浮遊燃焼させる事を特徴とするフッ素含有樹脂の燃焼方法。

IPC (5件)：

F23G 7/12 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 302 ,  B09B 3/00 303 ,  F23G 7/00 ZAB

引用特許：

審査官引用 (1件)

• 特開平3-098434