特許
J-GLOBAL ID:200903010201039810

力率調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-340165
公開番号(公開出願番号):特開平9-182294
出願日: 1995年12月27日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】アクティブフィルタや無効電力補償装置を必要とせずに高調波電流の流出や瞬時電圧降下の発生を抑制する。【解決手段】主変圧器12の二次側に高調波フィルタ27を設け、変換回路1,2、A/D変換部3、演算処理部4、プログラム部5、目標力率設定部9、および制御出力リレー部7により、三相交流電力系統11の力率を目標力率に近づけるよう高調波フィルタ27を開閉制御する力率調整を行うとともに、力率調整器30がA/D変換された電圧信号の瞬時値の波形データをフーリェ級数展開し、主変圧器を介して電源側に流出する高調波電流Ionの実効値または高調波含有率を求めて演算処理部に送信する高調波電流演算部24と、高調波電流設定値を演算処理部に送信する高調波電流設定部25とを備え、演算処理部,制御出力リレー部等を併用して高調波電流Ionを高調波フィルタで吸収する。
請求項(抜粋):
主変圧器の二次側に複数の負荷回路を有する交流電力系統に前記負荷回路と並列にそれぞれ負荷開閉器を介して接続された複数の力率改善用のコンデンサ装置を設け、交流電力系統の電圧および電流をそれぞれ検出して一定レベルの電圧信号に変換する第1の変換回路および第2の変換回路と、変換済電圧信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、予め定められたプログラムに従い前記A/D変換された電圧信号の瞬時値から前記交流電力系統の有効電力,無効電力,および力率の演算と、目標力率設定値に応じたコンデンサ装置の投入,遮断を行うべき制御レベルの演算、および投入,遮断を行うべきコンデンサ装置の容量値の選定を行い、その判定結果に対応した制御信号を出力する演算処理部と、この制御信号に基づいて前記選定されたコンデンサ装置に対応する負荷開閉器の開閉制御を行う制御出力リレー部とを有する力率調整器により、前記交流電力系統の力率を前記目標力率に近づけるよう制御する力率調整装置において、前記複数のコンデンサ装置が直列リアクトルを有する高調波フィルタからなり、それぞれ負荷開閉器を介して前記主変圧器の二次側に接続されるとともに、前記第1の変換回路には主変圧器の二次電圧,第2の変換回路には変成された二次電流がそれぞれ導入され、前記力率調整器がA/D変換された電圧信号の瞬時値の波形データをフーリェ級数展開し前記主変圧器を介して電源側に流出する高調波電流の実効値または高調波含有率を求めて前記演算処理部に送信する高調波電流演算部と、高調波電流設定値を前記演算処理部に送信する高調波電流設定部とを備え、高調波電流演算部から送信された高調波電流の実効値または高調波含有率が高調波電流設定値を越えると演算処理部が判断したとき、前記制御出力リレー部を介して前記高調波フィルタの開閉制御を行うことを特徴とする力率調整装置。
IPC (6件):
H02J 3/18 ,  G01R 21/133 ,  G01R 23/16 ,  H02J 3/00 ,  H02J 3/01 ,  H02J 3/24
FI (7件):
H02J 3/18 A ,  G01R 21/133 E ,  G01R 21/133 C ,  G01R 23/16 A ,  H02J 3/00 A ,  H02J 3/01 A ,  H02J 3/24 B

前のページに戻る