特許
J-GLOBAL ID:200903010211616050

車両用定速走行制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-237702
公開番号(公開出願番号):特開平5-077656
出願日: 1991年09月18日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 セット・リジューム開始時の車速の落込みを小さくし、登坂時の高い変速段位置での無理な制御をなくす。【構成】 車速検出手段12で車体19の実車速を検出し、指令手段11でセットした時の実車速が目標値設定手段12で目標車速Vsetとして設定され、定速走行が開始される。この時、車速は制御量演算手段15により算出された制御量で、アクチュエータ18を調節することにより制御される。定速走行時及びリジューム時の目標軌道車速Vd(t)は、目標軌道設定手段14により算出される。この目標軌道車速Vd(t)と実車速との偏差と、アクチュエータ18への制御量とを用いて、制御入力係数決定手段16により制御入力特性の値を更新し、変速指令手段17により前記制御入力特性および前記偏差を用いて変速段変更時期を決定し、走行状態に応じた変速段位置に切り換える。
請求項(抜粋):
実車速を検出する車速検出手段と、スロットルバルブを通して車速を調整するアクチュエータと、定速走行開始信号・定速走行解除信号、および定速走行解除後、再び前回の定速走行時の車速に復帰するリジューム信号を出す指令手段と、前記指令手段より出された定速走行開始信号により目標車速Vsetを設定する目標値設定手段と、tを時刻とし、一つの目標軌道車速Vd(t)を時間の関数により与える目標軌道設定手段と、前記車速検出手段の出力V(t)が目標車速Vsetと一致するように、前記アクチュエータに入力する制御量を、タイム・ディレイ・コントロール、即ちプラントのモデル化誤差や外乱等の未知項の変動が微小なL時間一定であると仮定することにより、前記微小時間前の既知部の項を用いて、未知の項を推定する適応制御の一種である制御則により算出する制御量演算手段と、前記目標軌道車速Vd(t)と前記実車速V(t)との偏差e(t)または、前記偏差e(t)のn階までの微分値の少なくとも一つと、前記アクチュエータの平均移動速度及び位置とを評価して、前記制御則における制御ゲインを決定する制御入力特性bestを与える一つ以上の係数決定規則を用いて前記制御入力特性bestを算出する制御入力係数決定手段と、算出された前記制御入力特性bestの値と、車速偏差とにより、オーバードライブをオン・オフするタイミングを決定する変速指令手段を具備することを特徴とする車両用定速走行制御装置。
IPC (4件):
B60K 31/00 ,  F02D 11/10 ,  F02D 29/02 301 ,  F02D 45/00 310

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