特許
J-GLOBAL ID:200903010212834646

ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-191494
公開番号(公開出願番号):特開平5-187518
出願日: 1992年06月25日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】 振動減衰特性を向上させる。【構成】 ハウジング5に対して相対回転可能な回転慣性質量体12をダンパースプリング29によってフロントカバー4に連結・支持し、油圧によって軸線方向に移動させられるロックアップピストン14をその回転慣性質量体12に対向させてかつ前後動自在に配置し、ロックアップピストン14が回転慣性質量体12を押圧する際の反力を回転慣性質量体12に与える反力手段28を、フロントカバー4と回転慣性質量体12との間に配置し、さらにロックアップクラッチ11を係合させる油圧の漏洩を防止するためのシール手段19,27を設けた。したがってロックアップクラッチ11の係合・解放の制御を任意に行うことができ、また回転慣性質量体12とフロントカバー4との摩擦によるヒステリシスを減じて振動減衰特性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
流体流を生じさせるポンプインペラの外殻と該外殻に一体的に連結されたフロントカバーとによってハウジングが形成され、そのハウジング内に前記ポンプインペラと対向してタービンランナが配置され、さらに前記ハウジングとタービンランナに一体の出力部材との間で選択的にトルクの伝達を行うロックアップクラッチが前記ハウジング内に設けられたロックアップクラッチ付き流体伝動装置において、前記ハウジングに対して相対回転可能な回転慣性質量体が、前記フロントカバーの内面と前記タービンランナとの間でかつ前記ハウジングと同一軸線上に配置されるとともに、前記回転慣性質量体がハウジングに対して相対回転した際に圧縮される弾性体を有するダンパー機構が設けられ、また前記回転慣性質量体とタービンランナとの間に、前記ハウジングの軸線方向に流体圧によって前後動させられて前記回転慣性質量体にトルク伝達可能に接触しかつトルク伝達しないように離隔されるロックアップピストンが配置され、さらにロックアップピストンが前記回転慣性質量体に接触した際に回転慣性質量体にロックアップピストン側への反力を与えて回転慣性質量体をフロントカバー内面に対して非接触状態に維持する反力手段が設けられ、かつロックアップピストンが回転慣性質量体に接触した際にロックアップピストンを挟んだ軸線方向での両側の部分を非連通状態に封止するシール手段が設けられていることを特徴とするロックアップクラッチ付き流体伝動装置。

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