特許
J-GLOBAL ID:200903010245283467

重力補助型採集装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-088778
公開番号(公開出願番号):特開平5-133854
出願日: 1992年04月09日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 本発明は重力補助型の採集装置に関し、毛細管作用による吸引に重力による吸引を併用することにより、採集容積の限界を解消することを目的とする。【構成】 液体の採集のための装置及び方法であって、液体は最初は中間点まで毛細管作用によって吸引され、それからこの中間点より重力によってさらに吸引される。装置の特徴は開口を形成した二つの部分12,40 が相互に曲折されるように前記中間点44で接続されることにある。毛細管作用をその開口14を介して発揮する第1の部分12は、同開口14を通しての第1の部分12への毛細管作用による流入を維持する上限の距離より大きくない距離d1離間する対向表面を具備している。中間点44から重力によって流入を行なわしめる第2の部分40は対向面よりなり、その間隔d2は、重力をして、対向面間に惹起されるいかなる表面張力をも受動的に克服せしめるのに有効な大きさとなっている。そして、この第2の部分は中間点から水平面の下方に延びる傾斜を呈している。
請求項(抜粋):
重力補助型採集装置であって、チャンバと、該チャンバへの入口開口と、チャンバからのベント開口とを形成した手段を備え、前記チャンバは接合部で相互に曲折された第1及び第2の部分を有し、前記開口の一方は前記の各部分にあり、前記第1のチャンバ部分は前記入口開口を備え、かつ毛細管吸引作用のみで前記入口開口で液体を吸引するための手段を具備し、前記第2のチャンバ部分は前記ベント開口を備え、かつ対向する表面を具備し、該対向平面は、全て、この対向平面によって惹起されるいかなる表面吸引力をも重力をして受動的に克服せしめるべき距離で離間しており、第2のチャンバ部分の離間表面は第1のチャンバ部分の離間表面にチャンバ部分間の接合部で接合され、これにより、重力を採集装置を充填する毛細管流を補助するべく使用することができる重力補助型採集装置。

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