特許
J-GLOBAL ID:200903010259580650

並列補償方式自動電圧調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-007490
公開番号(公開出願番号):特開平9-201098
出願日: 1996年01月19日
公開日(公表日): 1997年07月31日
要約:
【要約】【課題】各運転時で発電機の時定数、ゲインが変化しても一定な応答が得られ、且つ各運転パターン全てにおいて安定な応答が得られる並列補償方式自動電圧調整装置を提供すること。【解決手段】同期発電機の端子電圧を一定制御する制御システムにおいて、同期発電機運転時の負荷または系統インピーダンスを出力するインピーダンス検出装置と、負荷の状態によって変化する同期発電機伝達関数を演算出力する発電機伝達関数演算回路と、同期発電機伝達関数の変化に応じた伝達関数により並列補償電圧を出力する乱調防止部を有する並列補償回路とを備え、この並列補償回路は、同期発電機伝達関数の変化に応じた時定数は同期発電機時定数と同一で,ゲインは発電機伝達関数演算回路より出力されたゲインの変化に応じ変化する伝達関数を演算する並列補償ゲイン時定数演算回路を設けているので、発電機の伝達関数が変化しても、それに伴い並列補償の伝達関数が変化するので、応答速度は一定となり且つ安定システムとなる。
請求項(抜粋):
同期発電機の界磁電流を検出し、同期発電機の特性補償を行う並列補償回路を装備した同期発電機の並列補償方式自動電圧調整装置において、前記同期発電機の運転状況(無負荷運転,単独運転,系統連系運転)に応じて負荷インピーダンス或いは系統インピーダンスを検出するインピーダンス検出装置と、前記インピーダンス検出装置より検出されたインピーダンスXeと前記同期発電機の直軸過渡リアクタンスXd′と直軸同期リアクタンスXd及び内部位相角δt0とを入力して前記同期発電機の運転状況に応じたゲインK3 =(Xe+Xd′)/(Xe+Xd),ゲインK6 =Xe/(Xe+Xd′)×Cosδt0を演算する発電機伝達関数演算装置と、前記発電機伝達関数演算装置で演算されたゲインK3 ,K6 を入力して前記並列補償回路の時定数T2 =K3 ×T2 ′(並列補償回路の無負荷時の設定時定数)をゲインK3 ×Td0′(前記同期発電機の時定数)と同一になるように変化させ、また並列補償回路のゲインK2 =K3×K6 ×K2 ′をゲインK3 とK6 との積算値が1に近づくほど無負荷時の設定ゲイン値K2 ′に近づけ、積算値がゼロに近づくほどゼロに近づけるように変化させる並列補償ゲイン時定数演算回路とを設けたことを特徴とする並列補償方式自動電圧調整装置。

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