特許
J-GLOBAL ID:200903010272542296
柔軟な繋ぎ体で蝶着されたエアバッグ展開用扉を備えた自動車用計器パネル
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-529419
公開番号(公開出願番号):特表平11-509150
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】熱可塑性プラスチック材用から作製された、自動車の、成形された計器パネル(10)が、助手席側のエアバッグ(22)のための、一体化されたエアバッグ展開用扉(14)を有し、エアバッグ展開用扉(14)が裂開シーム(16)により画定され、エアバッグ展開用扉(14)が、通常は、一体の、柔軟な、取り付け兼ヒンジ用フランジ(36)により自動車構造部分(11)の一部に維持され、膨張するエアバッグにより裂開シームが裂開し、次いで取り付け兼ヒンジ用フランジが折れ曲がることにより揺動して開放してエアバッグを展開させ、次いで取り付け兼ヒンジ用フランジが、エアバッグ展間用扉(14)が計器パネルから分離するに際し、エアバッグ展開用扉(14)を自動車構造部分に維持する。非常に低い温度では、エアバッグ展開用扉の一部分は、そうした低温でのプラスチックの脆性により取り付け兼ヒンジ用フランジから破断され、その連結部位は高い曲げ応力に遭遇する。エアバッグ展開用扉の、自動車構造部分からの破断が、取り付け兼ヒンジ用フランジとエアバッグ展開用扉との臨界的な交差部分に掛け渡される、強靭な、柔軟な、シート状材料から形成され、そうした非常に低い温度でも、破壊された扉部分を自動車構造部分に維持するための柔軟性を保つ繋ぎぎヒンジ(50)により防止される。
請求項(抜粋):
自動車構造部分と、該自動車構造部分に取り付けられた膨張し得るエアバッグを含むエアバッグシステムと、プラスチック材料から作製され自動車構造部分に取り付けられ且つエアバッグを覆う、成形された計器パネルとの組み合わせ構成であって、 計器パネルにおけるエアバッグ展開用扉を画定する裂開シームにして、エアバッグが膨張する力により該裂開シームに沿って外側に裂開することにより、自動車の客室内へのエアバッグの展開を可能とする開口部を計器パネルに形成する裂開シームと、 エアバッグ展開用扉の内側に位置付けられた一体の、細長い、取り付け兼ヒンジ用フランジと、 該取り付け兼ヒンジ用フランジを自動車構造部分に締着する第1の締着手段にして、通常は計器パネルを自動車構造部分の然るべき位置に固定するための補助を為すと共に、エアバッグ展開用扉を、エアバッグが展開しない場合にエアバッグ展開用扉を内側に押し込む力に対して支持する第1の締着手段と、 を有し、 前記取り付け兼ヒンジ用フランジが、限定温度範囲内では、エアバッグ展開用扉を自動車構造部分に維持しつつ、エアバッグを展開させるようエアバッグ展開用扉が外側に揺動するためのヒンジとして作用するための柔軟性を有するがしかし、限定温度範囲以下の温度では、エアバッグ展開用扉との交差帯域に沿って破壊されると、エアバッグ展開用扉の一部分を該取り付け兼ヒンジ用フランジから分離させ、かくして自動車構造部分から分離させるようになっており、 前記自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分のための繋ぎヒンジにして、前記限定温度範囲以下の温度で柔軟性を保つ柔軟なシート状材料から形成され、取り付け兼ヒンジ用フランジとエアバッグ展開用扉との交差帯域に掛け渡されると共に、前記自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分と、前記交差帯域に隣接する取り付け兼ヒンジ用フランジに沿って前記交差帯域の長さに伸延し、取り付け兼ヒンジ用フランジの一方側に前記交差帯域から遠い位置で接触する状態で位置付けられた一方のマージンと、前記自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分の内側に接触する状態で位置付けられた他方のマージンと、前記2つのマージン間に位置付けられた中間部分とを含み、該中間部分が、前記自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分に掛け渡された繋ぎヒンジと、 前記一方のマージンを取り付け兼ヒンジ用フランジに締着させるための第2の締着手段と、 前記自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分に突入することなく、該自動車構造部分から分離するエアバッグ展開用扉の一部分に前記他方のマージンを締着させるための第3の締着手段と、 を含む、組み合わせ構成。
IPC (2件):
FI (3件):
B60R 21/20
, B60K 37/00 B
, B60K 37/00 J
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