特許
J-GLOBAL ID:200903010278996914

階層的動ベクトル検出方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-182170
公開番号(公開出願番号):特開平8-046968
出願日: 1994年08月03日
公開日(公表日): 1996年02月16日
要約:
【要約】【目的】 入力画像に複数の動きが含まれる場合でも実際の動きを反映した動きベクトルを検出し、符号化効率を改善する。【構成】 フレームメモリ12に蓄えられた現在フレームの縮小画像26が(x,y)の2座標からなるアドレス信号25の値をアドレス値として読み出され、小領域分割部37に入力される。小領域分割部37は現在フレーム縮小画像26から、k×j個のブロックデータを読み出し、読み出したデータをさらに{k/(m1×m2)}×{j/(n1×n2)}個のブロックに分解した後、各ブロックの特徴量を算出し、これらの比較を行なうことでブロックの統合を行ない、統合された現在フレームブロック信号43、出力したブロックデータの読み出し開始アドレス(ブロックの最も左上の画素に対応するアドレス)49および互いに統合されたブロックを示す統合ブロック情報55を出力する。小領域分割部38も同様である。
請求項(抜粋):
原画像をk画素×jライン(k,jは任意の自然数)のブロックに分割し、それらのブロック毎に動ベクトルを検出するために、原画像V0 を水平、垂直方向にそれぞれ縮小係数m1 ,n1を用いて1/m1,1/n1 (m1 ,n1 は任意の自然数)に縮小した画像V1 を作成し、この縮小画像V1 を水平、垂直方向にそれぞれ縮小係数m2 ,n2 を用いて1/m2 ,1/n2 (m2 ,n2 は任意の自然数)に縮小した画像V2 を作成し、以下同様の操作を縮小係数mc ,nc まで全体でc回(mC、nCは任意の自然数、cは任意の自然数)繰り返した後、縮小画像VC で動ベクトルを検出し、検出された動ベクトルを水平、垂直方向にそれぞれmc ,nc 倍したベクトルを初期値として、縮小画像Vc-1 上で初期値の周辺で動ベクトル検出を行ない、縮小画像VC-1上で検出された動ベクトルを水平、垂直方向にそれぞれmc-1 ,nc-1 倍したベクトルを初期値として、縮小画像VC-2 上で初期値の周辺で動ベクトル検出を行なう操作を、原画像V0 上での動ベクトル検出まで繰り返し、最終的な動ベクトルを検出する階層的動ベクトル検出方法において、縮小画像Vi (iは1≦i≦cを満たす整数)上で動ベクトル検出行なうためのブロックの形状を適応的に切替えて動ベクトル検出を行ない、縮小画像Vi-1における動ベクトル検出のための初期値とすることを特徴とする階層的動ベクトル検出方法。

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